今年の秋に登場が噂されている次期「Apple Watch」は、噂では現行モデルよりもかなりの薄型化が施されるなど大きく進化すると言われている。僕自身もかなり期待しているのだが、もしかするとそれは来年までお預けになるかもしれない。
台湾メディアのDigiTimesによると、Appleは次世代「Apple Watch」の製造に向けて「micro-LEDディスプレイ(マイクロLED)」の開発を行っているようだ!
「micro-LED」技術で「Apple Watch」が薄型化か
Appleが開発を行っていると言われているのは、現行モデルが搭載している有機ディスプレイ(OLED)ではなく、「micro-LEDディスプレイ」と呼ばれるLED画面だ。
「micro-LEDディスプレイ」とは、その名の通り超小型LEDを使ったディスプレイで、現行ディスプレイで必要なバックライトが不要である技術なため、薄型化や省電力化を実現できると言われている。
また、さらなる広域化や高精細化も図れることから、同技術を次世代「Apple Watch」に搭載すれば、かなりの進化が期待できるはずだ。
この「micro-LED」については、以前から噂があったことをご存知だろうか。
Appleは2014年に「micro-LED」技術を持つLuxVue社を買収しており、昨年12月頃には、Appleが台湾にあるディスプレイ研究所で同技術の開発をしていることが明らかになっている。以前は「iPhone」に搭載するのではないかと言われていたのだが、どうやらこれは「Apple Watch」用だったようだ。
しかし残念なことに、DigiTimesによると、この「micro-LEDディスプレイ」の搭載は早くても2017年後半。つまり今年の登場が噂されている次期「Apple Watch」には搭載されないか、2017年まで薄型化できないことから、そもそも今年は発表されない可能性もある。
大事なことはAppleは「Apple Watch」の薄型化のために動いていることだ。Appleはほぼすべての製品の薄型化を実行していることから、同端末も薄型化を目論んでいる可能性は非常に高い。
人によってはあえて「Apple Watch」の薄型化を望まない人もいるかもしれないが、僕としては今の「Apple Watch」は少し厚すぎると感じている。今年には発表されないかもしれないが、薄型「Apple Watch」には期待している!