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「macOS Sierra」の内部コードの中から次期「MacBook Pro」に搭載される有機ELタッチバーなどのヒントが見つかる

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昨日、「iOS 10」や「macOS Sierra」などの次期OSが複数発表されたが、残念なことに、事前の噂通りAppleの基調講演では、新型「MacBook Pro」が発表されることはなかった。

新型ハードの登場を心待ちにしていた人からしたら、今回の発表会は多少退屈なものだったかもしれないが、昨日デベロッパー向けに公開された「macOS Sierra beta 1」の内部コードから次期「MacBook Pro」の新機能についてのヒントが見つかっているので詳細をお伝えする!

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有機ELタッチバーの他にも、「TouchID」や「USB3.1」も搭載か

9to5Macによると、MacGenerationsが「macOS Sierra beta 1」の内部コードから、次期「MacBook Pro」に搭載される新機能を示唆するコードが記述されていることが判明した。

まずは、有機ELディスプレイ方式タッチバーの搭載。これは、「MacBook Pro」のファンクションキーの代わりに、有機ELディスプレイ型タッチバーを搭載するという噂で、これは先日リークされた筐体画像から明らかになったものだが、「macOS Sierra」の内部コードには「kHIDUsage_LED」から始まるLED関連の記述が多く見られるという。

例えば、「kHIDUsage_LED_DoNotDisturb」(おやすみモードを示唆?)や、「kHIDUsage_LED_BatteryOK」(バッテリーの残量表示?)など。

【関連】新型「MacBook Pro」の筐体画像がリーク やはりファンクションキーは有機ELタッチバーに置き換わる?

そして、かなり前から噂されている機能の一つ「TouchID」がやはりMacに搭載されることになるのかもしれない。「IOHIDBiometric」から始まるコードが、Appleのデベロッパー向けのページから発見されている。

「kIOHIDBiometricDoubleTapTimeoutKey」や「kIOHIDBiometricTapTrackingEnabledKey」「kIOHIDBiometricTripleTapTimeoutKey」といったコードが並んでおり、いかにも「MacBook Pro」に指紋認証機能が搭載されそうな記述である。

ただ、今回発表された「macOS Sierra」には、「Apple Watch」を使って瞬時にログインできる仕組みが搭載されていることから、この関連のコードである可能性もなきにしもあらずではある。

そして、これらとは別に「USB3.1」のサポートもされるかもしれない。内部記述には「USB Super Speed+」という「USB 3.1」を意味する言葉も記載されており、新型「MacBook Pro」にはまだ噂されていない新機能が搭載される可能性も指摘されている。

もちろん、これらのコードが必ずしも新型端末に結びつくものではなく、また実現化されるかどうかも現段階では不明だ。だが、これらの記述はほとんどが先日からの噂とマッチしており、Appleが新型「MacBook Pro」にこれらの機能を実装する可能性がより高まったと言えるだろう。

今回、「WWDC2016」で新型「MacBook Pro」が発表されなかったことで、次なるターゲットは秋頃と予想されており、時期としては次期「iPhone」の「iPhone 7」の発表と同時になる可能性が濃厚だ。

[ via 9to5Mac ]