昨日、「WWDC 2016」のApple基調講演で発表された「iOS 10」には、非常に多くの新機能が追加されることが発表されており、「iOS 10」は一部で神アプデとも言われている。
だが、数々の華々しい発表の裏で、実はひっそりと廃止された機能も存在する。「iOS 10」で、「Game Center」アプリが廃止されていることが判明しているので詳しく紹介する。
利用者が少なかった「Game Center」アプリ
Appleは昨日、デベロッパー向けプレビュー版「iOS 10 beta 1」をリリース。その中のリリースノートによると、「iOS 10」からiOS内ゲームのソーシャルネットワークサービス「Game Center」が廃止された旨が記載されていることが明らかになった。
The Game Center app has been removed. If your game implements GameKit features, it must also implement the interface behavior necessary for the user to see these features. For example, if your game supports leaderboards, it could present a GKGameCenterViewController object or read the data directly from Game Center to implement a custom user interface. (「iOS 10」のリリースノートから抜粋)
この「Game Center」アプリは、「iOS 4.1」でリリースされたアプリで、一時はiOSゲームユーザーをつなぐプラットフォームとして期待されたものの、結果として使うユーザーはほとんどおらず、このアプリの存在自体を忘れていたユーザーもいるのではないだろうか。
しばらくプリインストールアプリとして提供されていたため、邪魔者扱いされていたアプリの一つだが、「iOS 10」からはほぼ完全に消滅。今後は利用することはほぼできなくなるようだ。
僕もこのアプリは全く使っていなかったので、名残惜しさなどはあまりないが、デベロッパーは、Appleから提供されている「GameKit」を使用することで、同様の機能を提供すること自体はできるとのことだ。
[ via Cult of Mac ]