先月14日、一部の「MacBook Pro」において、「OS X 10.11.4」をインストールしてから端末がフリーズするようになる不具合が確認されていることをお伝えしたが、この問題に対してAppleはサポートドキュメントを公開しており、同問題の解消法について明らかにしている。
フリーズの原因は「Adobe Flash Player」にあり?
今回公開されたサポートドキュメントによると、根本的な原因は「Adobe Flash Player」にあるとのこと。同プレイヤーがどう悪さしているかについては明らかにされていないが、この問題を解消するためには、最新の「OS X 10.11.5」をインストールし、「Adobe Flash Player」を最新版に更新することで解決される模様。
多数の報告を見る限り、この問題が多く発生しているのは「MacBook Pro (Retina, 13inch, Early 2015)」モデルで、WEBブラウジングをしている際に発生することが多いようだ。
その他のモデルに関しては報告数が少ない模様で、僕もこの端末とは違うモデルを使用しているが、一度もフリーズに陥ったことはない。同端末を利用している人は、上記の方法でフリーズが解消されると思うので是非試してみてほしい。
それにしても、Macでの「Adobe Flash Player」関連の不具合は非常に多い。「Adobe Flash Player」は以前からバグが多く、頻繁にMacのクラッシュ原因の一つとして同プレイヤーが挙げられることが多いため、Appleはジョブズ時代にFlashのサポートを打ち切ったことで有名だ。
これからの時代は「HTML5」と言われているので、少しずつ同プレイヤーを利用するサービスが減ってくる可能性もあるが、それでも日本国内のサービスでは多くの会社がFlashを採用していたりする(例えばニコニコ動画とか)。
Appleは今回と同じような問題が発生した場合、割とすぐに対処してくれているので問題はないのだが、フリーズなどの不具合だけは発生して欲しくないところ。
ユーザー目線で言えば、「Adobe Flash Player」は最悪正常に動作しなくてもいい(「Safari」以外のブラウザであればまだ正常に動作するため)のだが、ただニコニコ動画については僕もたまに使っているので、出来れば同プレイヤーが再生できなくなるなどの不具合もついでに解消してほしいかな。
[ via MacRumors ]