先日、有機ELディスプレイがタッチバーとして搭載される可能性があるとお伝えしたが、数日前に公開されたコンセプト動画を見ると、実際に搭載されても特に違和感なく使えそうなくらい現実的な噂だ。
出来れば有機ELタッチバーをどのように使うかを具体的に知りたいところではあるが、本日9to5Macに有機ELが搭載されたらどんな雰囲気になるかを紹介するコンセプト画像が公開されているので、詳しくお伝えしようと思う。
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有機ELタッチバーが搭載で、ファンクションキー部分がより便利な仕様に
今回公開されているコンセプト画像は、先日リーク画像として公開された13インチ型「MacBook Pro」用の筐体画像からイメージして作成されたもので、同リークで有機ELタッチバーが搭載されるとされていた場所を実際に有機ELディスプレイに変えてみた、というもの。
画像をよく見てみると、実際にファンクションキーの部分が横一列のタッチバーに置き換えられていて、現行モデルと大きく使い勝手が変わるようには見えない。
この有機ELタッチバーの優れているところは、起動するアプリや見ているサイトなどによってタッチバーのアイコン(ボタン)を変更することができる可能性があるという点。また、使っているアプリなどによってタッチディスプレイならではの特殊な操作ができるようになる可能性があるという点だ。
実際にどのような仕様になるのかは分からないが、より拡張性を持ったディスプレイになれば、ユーザーが便利になるだけでなく、デベロッパーとしても開発のしがいがありそうではある。
今回の画像は、12インチ型「MacBook」と15インチ型「MacBook Pro」を足したデザインになっているようだが、タッチバー以外にもスピーカー部分がキーボードのサイド部分に配置されているなど仕様の変化が予想されている。
Appleが、実際にこの場所にスピーカーを置くかどうかは分からないが、もしこの位置にスピーカーが配置されるとしたら音質がかなり向上されることになるかもしれない。
上記画像はコンセプト画像なので、実現される可能性は低いかもしれない。ただ、「MacBook Pro」に関してはそろそろアップデートの時期に来ていることもあり、新型の登場が予想されている。
今月13日から開催される「WWDC 2016」では新型ハードウェアは発表されないものと見られているが、「One More Thing(最後にもう一つ)」として有機ELタッチバーが搭載した新型「MacBook Pro」が発表されれば嬉しいのだが。
[ via 9to5Mac ]