「LINE」がいよいよ上場企業に!日本経済新聞によると、メッセージアプリ「LINE」を運営するLINE株式会社が、いよいよ東証一部に上場予定であることが本日明らかになった。
「LINE」はもはや社会インフラの一つとなっているので、利用している人は非常に多いと思うのだが、スマホの台頭と同時に一気に業績を伸ばしてきたIT企業だ。韓国企業のネイバーを母体にもつ同社は、2013年に設立後、メッセージ送受信や無料通話を早く導入し、今ではアクティブユーザーが2億1800万人を超えると言われている。
時価総額は6,000億円と今年最大規模のIPO
今回、「LINE」は東証一部に上場することが決まったようで、同時にNY市場でも上場を目指しているという。2016年7月頃に株式公開が行われ、時価総額は6,000億円(2016年では最大のIPO案件)程度になると見込まれているようだ。
LINEは、メッセージアプリとして大きく成長することに成功したわけだが、現状は若干停滞気味。スマホユーザーへの普及率が高くなり、新規ユーザーの獲得が思うほか進んでいない状況で、今後は新サービスや海外展開を本格化させていく予定になっている。
東証一部への上場は、もちろんサービスの信頼性向上にもつながるが、株式公開することで大量の資金を調達することができる。日本などの主要市場以外への進出や新しいサービスの提供に役立てることができるだろう。
今回のIPO(新規株式公開)は野村証券、米モルガン・スタンレー証券などが主幹事を務め、6月10日から投資家向け説明会を開催するとのこと。6月13日には機関投資家からの需要を受け付け、公開価格はその週か翌週には明らかになるとのことだ。
[ via 日本経済新聞 ]