今春、AppleはiPhoneのエントリーモデル 「iPhone 9 (iPhone SE 2)」 を発売する計画であることがわかっているが、その大型モデルとなる 「iPhone 9 Plus(仮称)」 も開発中であることが明らかになった。米国のApple系メディア9to5Macが独占情報として報じた。
春の新型iPhoneは2機種か
この情報を伝えた9to5Macは、独自に入手した次期iOSこと 「iOS 14」 を分析。同OS内に 「iPhone 9 Plus」 とみられる新型iPhoneが存在することがわかったと伝えた。
同メディアによれば、「iPhone 9 Plus」 は今春の発売が予定されている 「iPhone 9」 を大型化させたモデルになる予定。「iPhone 9」 が 「iPhone 8」 の実質的後継機種となるように、「iPhone 9 Plus」 は 「iPhone 8 Plus」 の実質的後継機種になるものとみられる。
画面サイズは明らかになっていないが、もし 「iPhone 8 Plus」 の後継機種になるのなら、5.5インチの画面を搭載する可能性がある。背面カメラについても詳しい仕様は分かっていないが、デュアルレンズカメラが搭載されるのではないだろうか。
本体下部にはホームボタンが搭載されており、ホームボタンには指紋認証センサー 「Touch ID」 が内蔵されているとのこと。ホームボタンは物理式のものではなくソリッドステートタイプ。ホームボタンを押すとTapticエンジンによって振動が得られ、ユーザーはホームボタンを押したように錯覚する、従来のホームボタンの仕様をそのまま引き継ぐ形となる。
搭載プロセッサはA13 Bionicで、iPhone 11シリーズに搭載されているものと同じ。A13 Bionicは非常に性能の高いことで知られるAppleの最新プロセッサ。ゲームやブラウザなどほとんどの作業を快適にこなすことができるだろう。
気になる発売時期については現時点では不明ながら、「iPhone 9」 と性能が近いことを考えると、今年の春に 「iPhone 9」 と同時に 「iPhone 8/8 Plus」 を置き換える形で発売する可能性がある。「iPhone 9」 シリーズは新型コロナウイルスの影響で発売が遅れているとされているが、生産はある程度できているとの情報があることから、今月あるいは来月あたりには販売が開始されるだろう。