Appleは新開発のシザー構造キーボードを搭載したMacBook Proを近く発売すると噂されているが、その発売時期は2020年半ばである可能性が高まってきている。
TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏が30日に公開した投資家向けレポートの中で、Appleは新開発のシザー構造キーボードを備えた新型MacBookを2020年第2四半期後半から第3四半期前半に発表すると言及した。
シザー構造キーボードを搭載したMacBookは2020年6~7月に登場?
現在、Appleは新型MacBook ProとMacBook Airを開発していて、これらのMacBookには従来のバタフライ構造キーボードではなく新開発のシザー構造キーボードが搭載されると噂されている。
Kuo氏曰く、新型MacBookは2020年第2四半期の後半から第3四半期の前半に登場するという。このMacBookという言葉が”MacBook Pro”もしくは”MacBook Air”のどちらを指しているのかは不明だが、Kuo氏の発言から少なくとも両モデルのうちのどちらかは来年6月に開催されるWWDC、もしくは7月あたりに開催される新製品発表イベントで発表されることが予想できる。7月ならプレスリリースという形で発売する可能性もありえるだろう。
Kuo氏は以前のレポートで、2020年にすべてのMacBookシリーズがシザー構造キーボードを搭載すると予測。そして、MacBookシリーズの中でもハイエンドモデル 「MacBook Pro」 に関しては2019年内の登場を予想していた。これらはどちらもKuo氏が7月に公開した投資家向けレポートで言及されている。
しかし、今月になってから同アナリストは新型MacBookが2020年第2四半期に発表されるとし、今回の投資家向けレポートでは2020年第2四半期後半から第3四半期前半に発表されると伝えており、発表時期が徐々に後退している。
ちなみにKuo氏は今回もあくまで”MacBook”としか言及していないものの、これまでのKuo氏の表現方法を考慮すると、おそらく ”新型MacBook” とはMacBook Proのことを指しているのではないだろうか。もしそうだとすれば、新型MacBook Proは2020年第2四半期の後半から第3四半期の前半に登場する可能性が高いということになる。
一時は、16インチの画面を搭載したMacBook Proは2019年秋に発売することが予想されていたが、それは残念ながら実現しないかもしれない。しかも発売が半年以上先である可能性を考慮すると、現時点でMacBook Proを購入しようと考えている方は現行の2019年モデルの購入も検討するべきなのかも。
ちなみに、新型MacBookに搭載予定のシザー構造キーボードの部品の主要サプライヤーは台湾のWinstonになるとKuo氏は伝えている。
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