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『Pokémon WONDER』先行体験レポート、広大な大自然から50種類以上のポケモンを探し出せ。

株式会社ポケモンは、広大な自然の中でポケモンを探す世界初のネイチャーアドベンチャー『Pokémon WONDER (ポケモンワンダー) 』を、7月17日(土)によみうりランドの未開エリアにオープンすることを発表した。

オープンに先立ち、7月1日にメディア向け発表会&エリア先行体験会が開催。筆者は同発表会&先行体験会に参加し、『Pokémon WONDER』の一部を実際に体験することができたので、今回の冒険のレポートをお届けする。

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『Pokémon WONDER』とは?

まず、今回発表された『Pokémon WONDER』について。

『Pokémon WONDER』は 「ポケモン」 を通じて、自然に触れ合う喜びを知って欲しいというコンセプトのもと作られたネイチャーアドベンチャー。

舞台は、よみうりランドの奥深くにある、約20年間手つかずだった広さ4500平方メートルの森の中。参加者はポケモンリサーチャーとなり、手がかりを元に広大な自然をかき分け、草原から竹林まで次々と変わる風景をめぐりながらポケモンを探していく。

なお、今回のようなネイチャーアドベンチャーは株式会社ポケモンにとって初の試み。”ポケモン” という要素を抜いても世界的に珍しいイベントと言えるだろう。

配布されるカメラと地図を持ってポケモン探索

『Pokémon WONDER』には2つのコース 「古代の石垣コース」 「ささやきの竹林コース」 が用意されている。参加者は、どちらかひとつのコースに参加し、3つのエリアをめぐってポケモンを探索する。参加者は6名まで同時に参加可能だ。

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いざ、「イナギノモリ」 に出発!

筆者は一足先に 「イナギノモリ」 の調査員となって、実際に一部のエリアを体験することができた。朝から悪天候だったこともあり、すべてを体験することはできなかったが、その中からいくつかピックアップしてご紹介する。

調査の冒頭ではいきなり濃霧に遭遇。進むにつれて霧は周りが見えなくなるほど濃くなり、最終的には1メートル先が見えないくらいの視界に。

視界がほぼゼロになるくらいの濃い霧に包まれてスタート

都会の喧騒から離れて、森の奥深く、ポケモンの住む未知のエリアへと向かうかのような異世界感を味わうことができた。ひよこのようにヨチヨチと歩いてゆっくり前進し、ようやく視界はクリアに。

まず訪れたのは 「こもれびあきち」 。ここは調査隊のキャンプ地として活用されている土地のひとつで、鬱蒼と生い茂った森の中にいるポケモンを観察することができる。

森の奥まった小道で 「タネボー」 を発見!どんぐりなどのきのみがたくさん落ちている場所の中に同化し、ひっそりと隠れていた。むむっ、こんなところにポケモンが!

続いて発見したのは、葉を切り抜いて描かれたキャタピー。元が葉っぱだったこともあるが、自然に完全に溶け込んでいるため隈なく探さないとうっかり見逃してしまいそう。

次に訪れたのは 「先人の書斎」 。ここは主に謎解きなどが用意されている。実際どんな謎解きが用意されているのかは秘密だが、謎を解き明かす過程でポケモンを見つけることができるようだ。

細い小道を進んでいくと、すこし開けた場所に到着。ここは 「古代の石垣」 という巨大な石垣がそびえ立つ特徴的な場所となっている。

ここでは木々の間に佇む 「モクロー」 と、木の枝の上にいる 「トランセル」 を発見。どちらも木や葉っぱと同化しやすい素材で作られていることもあり、何気なく周囲を見回すだけでは発見は難しいかもしれない。注意深く周囲を見回しながら進む必要がありそうだ。

また、この場所で手がかりを元に “ある行動” をすると 「ミノムッチ」 を発見することができる。ただ周囲を見回すだけではなく、参加者自身が自ら積極的に行動することも求められるので、ぜひ怪しい場所を見つけたら色々な行動を取ってみていただきたい。ちなみにヒントとして、ミノムッチといえば木にぶら下がるイメージだが……?

「ささやきの竹林」 では、天然の竹林に囲まれたなんとも神秘的な場所でポケモン探しをすることになる。

今回の体験会ではこの場所に立ち寄っただけで、謎解きをしたりポケモンを発見することはできなかったので、筆者もどのポケモンがいたのかとても気になるところ。

今回残念ながら訪れることができなかったのが 「ワンダーフィールド」 。広く平坦で、見通しの良いフィールドが広がっているゾーンだ。ここでは10種類以上のポケモンが見つけられるとのことだが、当日朝の大雨でコンディションが悪かったこともあり、今回は遠くから見学。

普段は下記のように気持ちの良いフィールドになっていてポケモンの探し甲斐があるとのこと。オープン後、訪れた際はぜひ同エリアの探索も楽しんでいただきたい。

普段の 「ワンダーフィールド」

「イナギノモリ」 には50種類を超えるポケモンが隠れている。ポケモンたちはCGやアニメではなく、さまざまな手法で表現され、自然と調和する、温かみのあるポケモンたちに仕上がっている。

たとえば 「トランセル」 は、棕櫚 (シュロ) の一枚の葉を織り込み、グミの葉を目につけている。モクローは楠 (クスノキ) を木彫して形づくり、蝶ネクタイは椿 (ツバキ) の葉で作られている、など。

キャタピーのように立体的ではなく平面で描かれたものもあるため、周囲の様子や謎解きのヒントなどから想像力を働かせてポケモンを探す必要がある。

今回の体験会では記事に掲載していないポケモンもいくつか発見することができたが、それでも発見できたのは全部で10匹くらい。きっとオープン後には90分の時間いっぱい使うことで、多くのポケモンを見つけることができるはずだ。

今回の発表会&先行体験会の冒頭で、ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏は、『Pokémon WONDER』について、これまでの 「ポケモン」 の中で最も原始的な体験ではないかと話す。

そもそも『ポケットモンスター』シリーズの原点は、生みの親として知られる田尻 智氏の少年時代の体験にある。田尻氏は少年時代に大自然の中で昆虫採集に熱中。自然の中で虫を探して捕まえるーー、その体験が『ポケットモンスター』という作品を生み出した。

初代作である『ポケットモンスター 赤・緑』では 「むしとりしょうねん」 というキャラクターが登場するが、まさにあの少年の体験ができるのが、今回の『Pokémon WONDER』。

『ポケットモンスター』のルーツに触れられるといえば大袈裟かもしれないが、今回の体験を通して筆者は、茂みの中で小さなポケモンを発見したり、フィールドを走り周り冒険した、子どものときのワクワクな体験をいまちょっぴり思い出した気がした。

また、子どもの考える力を身につける良い機会とも言えるかもしれない。都会に住む子どもたちが大自然に触れる機会は、かなり少なくなっている。服の汚れなんて気にせずに、走り回ってポケモンを探す体験をぜひお子さんにも味わせてあげてほしい。

ちなみに『Pokémon WONDER』の企画・演出には、SIX INC. クリエイティブディレクターの本山 敬一氏、そしてRIDDLER株式会社の代表取締役で謎解きクリエイターの松丸 亮吾氏が参加している。

『Pokémon WONDER』は2021年7月17日(土)~2022年4月3日(日)で開催予定 (開催は不定期) 。チケットは大人1名4,900円、小学生は1,800円(消費税、よみうりランド入園料込み。アトラクションやプールは別途料金が必要)。「アソビュー!」 から日時を指定して購入が可能だ。

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