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『ポケモンスリープ』先行体験会レポ。ポケモンの寝顔を見るため新潟の大自然でキャンプ〜テントの中でぐっすり眠ってきた!

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7月某日、筆者はとある取材のため、新潟県三条市にあるキャンプフィールド 「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」 へと向かった。

東京駅から上越新幹線で約2時間+JR燕三条駅から車で30〜40分。遠路はるばるやってきた理由は 「寝るため」 。そう、2023年7月下旬のリリースが決定した『Pokémon Sleep (ポケモンスリープ) 』の先行体験会に参加できることになったのだ。

『ポケモンスリープ』は、朝起きるのが楽しみになる睡眠ゲームアプリ。誰しもが毎日必ずする 「睡眠」 のエンターテインメント化にチャレンジしたゲームだ。

今回の先行体験会では、スノーピークの自然豊かな非日常空間のなかでキャンプを満喫しながら、夜に『ポケモンスリープ』で睡眠計測を実施。翌日に計測結果をチェックするなど、ゲームの一連の流れを実際に体験することができた。

本記事では、先行体験会の様子を踏まえながら、リリースが迫る『ポケモンスリープ』のプレイフィールをお伝えする。

『ポケモンスリープ』先行体験会レポート。新潟の大自然でぐっすり眠りポケモンの寝顔をリサーチしてきた

まずは『ポケモンスリープ』について紹介。本作は、スマートフォンを使ってユーザーが自らの睡眠を毎日計測することで、その計測結果によってポケモンたちのかわいい寝顔を集めることができるゲームだ。

本作の舞台となるのは、世界のどこかにある小さな島。その島に住むカビゴンと、ポケモンの睡眠について研究しているネロリ博士と一緒に、ユーザーはポケモンの睡眠生態の研究を進めていくことになる。

島にはいたるところにカビゴンが生息しており、「ねむけパワー」 という不思議な力でポケモンたちを引き寄せ、ねむりに誘う。ネロリ博士が開発した、カビゴンのねむけパワーを増幅する 「睡眠シンクロ装置」 によってユーザーの睡眠とカビゴンの睡眠をシンクロさせることで、様々なポケモンたちがカビゴンの周りに集まってくるという。

ゲームの流れとしては、まずは夜に睡眠を計測し、翌朝にカビゴンの周りに集まったポケモンたちの寝顔をリサーチ、そして日中にはカビゴンにご飯をあげてカビゴンを大きく育てていく。この一連のサイクルを毎日継続して、ポケモンたちの寝顔をたくさん発見し、最終的には 「ポケモン寝顔図鑑」 の完成を目指していく。

ポケモンたちは、カビゴンの育ち具合を示す 「エナジー」 とユーザーの睡眠時間によって決定される 「ねむけパワー」 が大きければ大きいほどたくさん集まるため、カビゴンを大きく育てつつ、夜にはしっかり睡眠を取ることで様々なポケモンたちの寝顔を集めることができるというわけだ。

今回の体験会は、新潟県三条市にあるキャンプフィールド 「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」 で実施された。ポケモンの担当者いわく、このキャンプフィールドは『ポケモンスリープ』の世界観にピッタリな場所だったことから、ここでBBQや焚き火などのキャンプ体験をしつつ、夜に『ポケモンスリープ』を使った睡眠計測を実施してみようということになったという。

こちらが体験会の会場となった 「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」 。もともと牧場のため切り拓いた土地ということもあり、サッカーグラウンド20面程に相当する広大な草原が広がっていた。

あ! やせいの カエルが とびだしてきた! ▼

当日は、東京で最高39℃を記録する猛暑日となった。一方で、新潟のほうは最高30℃程度。決して涼しいわけではなかったが、時折涼しい風が吹いていたため気温の割には快適だった。

会場には、体験会に参加した記者たちが寝泊まりするテントと、ポケモンのオフィシャルショップ 「ポケモンセンター」 で販売されるグッズが並べられた展示コーナーが用意されていた。

展示コーナーでは、ポケモンたちが寝ているすがたを再現したぬいぐるみ、光と音で朝を知らせてくれるメリープの光目覚まし時計、吸水キャップとしても使えるウツドンのナイトキャップ、カビゴンをモチーフにしたゴロ寝タオルケットやアイマスクといった、『ポケモンスリープ』の世界観を感じられるグッズが紹介されていた。

これらの商品に関する詳細は、決定次第、ポケットモンスターオフィシャルサイトやポケモンセンター公式Twitterなどでお知らせされる予定だ。

こちらが今回のお宿。媒体ごとにひとつずつテントが張られていて、筆者にあてがわれたのはキャタピーのテント。キャタピーが大好きな筆者には、地味に嬉しいサプライズ。

せっかくキャンプに来たということで、体験会に集合したメンバーでBBQを楽しんだ。そのあと、SPAでお風呂とサウナで日中の汗を流し、自分のテントに戻ってきたのが20時頃。さあ、いよいよ睡眠計測へ。

今回は、スマートフォンのみを使用して睡眠計測を行った。

スマートフォンで計測する場合は、アプリから 「ねむる」 ボタンを押すことで計測がスタートする。ボタンを押したら、スマートフォンの画面をつけたままでひっくり返し、画面が下になるようにして枕元へ。画面は数秒経つと消えるので安心していただきたい。

睡眠の状態は、スマートフォンに内蔵する加速度センサーを使って計測するため、スマートフォンはテーブルや床などの硬いところには置かずに、ベッドマットや敷き布団などの柔らかい部分に置くようにしよう。ちなみに、枕元あたりに置くとよく計測できるそうだ。

睡眠計測中のバッテリーの減りはあまり気にする必要はないレベルとのこと。ただし、バッテリー残量が少ないのに気づかずバッテリーが切れてしまったらせっかくの睡眠時間が計測できず勿体ないので、スマートフォンは充電器に繋いでおくことが重要だ。

計測準備が整ったら、あとは寝るだけ。小学生以来の健康的な就寝時間で、しかも昼間に新幹線でうたた寝してしまったこともあり、すぐに寝られるか一抹の不安もあったものの、前日朝まで仕事をしていて疲労もそれなりに溜まっていたからか、予想よりもすんなりと入眠することができた。

途中雨が降ったり、朝日が差し込んできたことで途中で起きてしまった記者さんもいたようだが、田舎育ちの筆者は虫やカエルの鳴き声に謎の安心感が得られたのか、むしろぐっすりと寝ることができたように感じた。

そして訪れた朝。アプリのアラーム音で目覚めたら、画面に表示されている 「計測を終了する」 をタップ。すると、昨晩の睡眠計測の結果が表示される。

睡眠時間はなんと8時間13分。8時間もぶっ通しで寝る機会なんて滅多にないので、朝からとてつもない充実感をひとり味わっていた。

睡眠時間から算出された睡眠スコアは 「97」 。そしてカビゴンのエナジーと筆者の睡眠スコアを掛け合わせて算出される 「ねむけパワー」 は、388万点という結果になった。

次は、寝ているポケモンたちの寝顔をリサーチする 「睡眠リサーチ」 へ。

前述したように、カビゴンが発生させる 「ねむけパワー」 はポケモンたちを引き寄せ、眠りに誘う。カビゴンの周りで眠っているポケモンたちの寝顔をチェックさせてもらうのが、このゲームの最大の醍醐味だ。

今回はだいぶ長く眠ることができたからか、筆者のもとに5匹のポケモンが来てくれた。

『ポケモンスリープ』は、ユーザーの睡眠を 「うとうと」 「すやすや」 「ぐっすり」 の3つのうち、どれか1つのタイプに分類する。この睡眠タイプに応じて、同じような睡眠パターンを持つポケモンたちが集まる仕組み。

今回筆者は 「ぐっすりタイプ」 になったため、ゼニガメやガラガラ、ドードー、ププリン、ヨーギラスなど、「ぐっすりタイプ」 のポケモンたちがたくさん集まっていた。

それぞれの寝顔はとってもユニーク。

たとえばゼニガメは 「からにこもる寝」 。頭や手、足などを全てからにしまって完全ガードの構えで寝ていたようだった。ゼニガメらしい可愛い寝方だ。

また、ドードーの寝顔は 「みはり寝」 。2つある頭のうち片方ずつ眠る習性をもっているため、本作でもそれがしっかりと再現されていた。過去作品でポケモン図鑑をしっかり読みこんでいた方はニヤリとさせられるポイントかもしれない。

寝顔はひとつではなく、各ポケモンごとに複数種類用意されているとのこと。いっぱい寝てポケモンたちのいろんな寝顔を発見したいところだ。

リリース当初に登場するポケモンは100匹以上。『ポケットモンスター 赤・緑』で登場するポケモンたちが中心だが、そのほかの作品からも登場するとのこと。また、今後のアップデートで登場するポケモンは増える予定だ。

ポケモンによって寝顔はさまざま

ポケモンによると、睡眠タイプはユーザーごとの比較になるため、毎日規則正しく6時間の睡眠をとったとしても、「うとうと」 「すやすや」 「ぐっすり」 の時間の割合の変化などにより、前の日に 「ぐっすり」 だったのが、次の日に 「すやすや」 になることもあるとのこと。

規則正しく寝ていたとしても、カビゴンに引き寄せられるポケモンが偏ることはなさそうだ。

リサーチ終了後には、集まったポケモンたちにポケサブレをあげることができる。ポケサブレをあげて仲良くなると、そのポケモンが 「おてつだいポケモン」 として仲間になってくれる。

おてつだいポケモンになってくれたポケモンたちは、昼間の間にカビゴンにあげるきのみや食材を拾ってきたり、スキルを発動して、カビゴンの育成を手伝ってくれる。

特に重要なのが、おてつだいポケモンが拾ってきた食材を使って料理を作ること。カビゴンには1日3回料理を食べさせることができ、さらにエナジーを貯めることができる。朝・昼・夜ごはんを食べるときには、カビゴンにも料理を作ってあげよう。

『ポケモンスリープ』の1日のサイクルはこんな感じ。週末になるにつれてカビゴンのエナジーが貯まっていき、カビゴンはより大きくなっていく。カビゴンが大きくなるにつれてたくさんのポケモンたちが集まったり、珍しいポケモンが眠りにくるチャンスがあるという。

週末は仕事や学校がお休みで、ついつい夜更かししてしまう人も多いとは思うが、そこはグッと堪えて正しい睡眠サイクルを守ることで、翌朝にはレアなポケモンの寝顔を見ることができるかもしれない。

『ポケモンスリープ』は1週間ごとにリサーチを実施するフィールドを変更することができ、毎週月曜日に新しいフィールドを選択する画面が表示される。今回筆者は 「ワカクサ本島」 というフィールドでリサーチを実施したが、フィールドによって出会えるポケモンが異なるため、まだリサーチしたことがないフィールドがあるなら積極的に選択してみよう。

ちなみに、本アプリではスマートフォンに内蔵するマイクで睡眠中の音を計測・録音(10秒/1回)できるようになっているため、いびきや寝言など普段自身がどのように寝ているのかチェックすることも可能だ。

今回はスマートフォンで睡眠計測を行なったが、スマートフォンの代わりに別売りの 「Pokémon GO Plus+」 を使って計測することもできる。

眠る時や起きる時にデバイスのボタンを押すことで、睡眠のトラッキングのON/OFFが可能。「Pokémon GO Plus+」 のなかにはピカチュウがいて、子守唄を歌ってくれたり、寝るたびに仲良くなることで新たな起床アラームをゲットできるという。

同デバイスは『ポケモンGO』でも使用可能で、「Pokémon GO Plus」 と同じようにポケストップでアイテムを回収できたり、ポケモンに自動でボールを投げてくれる。これまではモンスターボールのみが投げられたが、スーパーボールやハイパーボールを投げることが可能になる。

「Pokémon GO Plus +」 と『ポケモンGO』をつないでポケストップを回すと、「Pokémon GO Plus +」 内に記録が残り、次回に『ポケモンスリープ』とつないだ際に『ポケモンスリープ』内できのみを手に入れることもできる。

また、本作の料金体系について。『ポケモンスリープ』は基本的には無料でプレイすることが可能だが、ゲームの進行を早めるために課金要素も設けられている。

アイテムを交換できるダイヤを購入することができるほか、「プレミアムパス」 と呼ばれるサブスクリプションサービスも用意されている。

プレミアムパスに加入すると、睡眠データや統計機能が無制限 (通常は30日分のみ) で閲覧できるようになるほか、毎日のボーナスサブレが 「ボーナスサブレ+」 になる、スリープポイントのプレミアム交換所が利用できるようになるなど、『ポケモンスリープ』をお得に楽しめる7つの特典が付属する。

プレミアムパスは1ヶ月プランと6ヶ月プランが用意されており、価格はそれぞれ980円と4,900円 (どちらも税込) 。6ヶ月プランは、1ヶ月プランを6回購入するよりも約1ヶ月分お得に購入できる計算になる。初回2週間は無料で体験することが可能だ。

『ポケモンスリープ』で毎日の睡眠を楽しもう。7月下旬にリリース予定

日々の睡眠をきちんと取ることは、健康で元気な毎日を過ごすために大事なことだ。

最近はスマートフォンをはじめ、スマートウォッチや活動量計など睡眠計測ができるデバイスが誰でも手に入りやすくなったことで、日々の睡眠計測を実施している人も多いと思うが、今回体験した『ポケモンスリープ』は、そんな睡眠計測の基本的な機能はもちろん備えつつ、さらにカビゴンを育成したり、ポケモンたちの寝顔を集めたりするなどの要素が含まれていることで、まさに 「朝起きるのが楽しみになる」 アプリになっていると感じた。

これまで筆者が使っていた睡眠計測アプリはあくまで睡眠のトラッキングを目的としていたこともあり、トラッキングを行うこと自体に楽しさを感じることはなく、ある意味健康維持のため仕方なく導入していた節があった。根底には、「あまり寝たくないけど寝ないと次の日に支障が出る」 のようなネガティブな意識があったのかもしれない。

しかし、本作は 「ポケモンの寝顔を見る」 という楽しみが用意されているからか、「(能動的に) 睡眠を計測したい」 「もっと眠りたい」 と思うようになるなど、「睡眠」 に対する意識がポジティブなものに変わったように思う。ポケモンパワー恐るべし (筆者が単純すぎるのかもしれないけども……笑)。

筆者のお気に入りポイントは、やはりポケモンたちの寝顔がとてもかわいらしいこと。朝起きてからの 「睡眠リサーチ」 で、カビゴンの周りにポケモンたちが集まって寝ている様子を見るだけで思わず頬が緩んでしまう。

ポケモン寝顔図鑑には、それぞれのポケモンの寝顔についてのちょっとした解説も用意されている。きっとポケモンたちの知られざる一面を発見することができるだろう。

また、『ポケモンスリープ』にはフレンドと睡眠研究をシェアする 「ソーシャルリサーチ」 という機能も用意されている。睡眠時間や睡眠タイプ、リサーチした寝顔の数などの様々な情報をフレンド同士で共有し合うことができる。家族同士で登録しておけば、お互いの睡眠状況を確認するのにも役に立つかもしれない。ただし、家族に隠れて夜中にこっそりゲームをプレイするのは難しくはなりそうだが……!

日中は『ポケモンGO』でポケモンを探したりレイドバトルを楽しみながら元気に歩き回って、夜には『ポケモンスリープ』で睡眠計測。翌朝には可愛いポケモンたちの寝顔に癒されながら、また新しい1日をスタートする。1日を通してポケモンのコンテンツに触れながら、毎日を楽しく過ごすことができそうだ。

『ポケモンスリープ』は、iOS/Androidでプレイすることが可能。料金体系は基本無料(一部課金制)。国内では7月下旬の配信開始を予定しており、Android版はすでに事前登録受付が開始されている。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。