
株式会社ポケモンは3月12日、睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』の新たな取り組みとして、就寝前のリラックス運動「ほげーたいそう」を紹介するメディア向けイベントを開催した。
イベントでは、株式会社ポケモン代表取締役COOの宇都宮崇人氏が登壇し、「ほげーたいそう」制作の背景について説明。今回の取り組みでは、就寝前に体と心をリラックスさせる習慣づくりを後押しするため、筋弛緩法を取り入れた新たなナイトルーティンとして「ほげーたいそう」を制作したという。
あわせて、4月に開催予定のゲーム内イベント「ラティアスリサーチ」や、企業とのコラボレーション企画の詳細についても発表があった。
「ほげーたいそう」で入眠時間の短縮と睡眠効率が向上
「ほげーたいそう」とは、体に力を入れたあとに “ほげ〜” と息を吐きながら力を抜く動きを繰り返すシンプルな体操で、短時間でもリラックス状態を作りやすいのが特徴だ。漸進的筋弛緩法と呼ばれるリラクゼーション技法を取り入れている。
宇都宮氏によると、「ほげーたいそう」について、41,832名のユーザーデータをもとにした分析に加え、睡眠脳波測定器を用いた実証実験を行ったところ、入眠までの時間の短縮や睡眠効率の向上といった改善傾向が確認されたという。
プロジェクト期間中に同運動を3日以上実施したユーザー14,299名のデータを分析したところ、「ほげーたいそう」を行った日は、行わなかった日と比べて入眠までの時間が平均0.4分(約2.0%)短縮される結果となった。なかでも、普段から寝付きに時間がかかるユーザー(平均19.7分以上)では平均2分の短縮が見られ、寝付きに課題を感じている層ほど効果が表れやすい傾向が見られた。
実施タイミングについては、就寝の0〜9分前に行った場合が最もスムーズに入眠できる傾向があると説明された。
さらに、睡眠脳波測定器を用いた実験では、就寝前にスマートフォンを操作するなどの普段の過ごし方と比べ、睡眠効率が向上することも確認された。加えて、重要な睡眠段階とされるレム睡眠の割合も22.7%から25.7%へ増加するなど、睡眠の質の改善を示唆する結果が得られているという。
同アプリの監修を務める筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史教授は、「ほげーたいそう」をナイトルーティンとして取り入れることで、より良い睡眠習慣づくりにつながる可能性があるとコメントしている。
睡眠に関するクイズを交えたトークが実施。ゲストとホゲータによる「ほげーたいそう」実演も
イベント後半では、ゲストとして、アイドルグループ櫻坂46の森田ひかるさんとお笑いコンビ・マユリカの中谷さんと阪本さん、そして東京家政大学の岡島義教授が登壇。普段のリラックスタイムや睡眠前の過ごし方について、クイズを交えながら語るトークセッションが行われた。
「体が緊張しているとなぜよく眠れないのか」というクイズに対しては、森田さんが「交感神経が優位になってしまい、体に力が入って凝ってしまうから」と見事正解を回答。
無意識のうちに緊張してしまいやすい部位についてのクイズでは、「肩・顎・お腹」が正解なのだが、中谷さんは「眉間」と回答し、残念ながら不正解に。「肩・顎・お腹が入ってるなら、眉間も入れてくれても良いじゃないですか!」と会場の笑いを誘う場面もあった。
「ほげーたいそう」を続けるコツとしては、正解は「頑張りすぎないこと」なのだが、阪本さんは「パーソナルホゲーナー(パーソナルトレーナーとホゲータをかけた造語)に厳しく管理してもらう」とボケて回答し、相方である中谷さんから「(専門家の)岡島教授に聞くのも時間の無駄なくらいの回答だ」とツッコみが入っていた。
クイズの後には、ステージにポケモンのホゲータも登場。森田さんやマユリカの2人とともに「ほげーたいそう」を実演する場面もあり、会場では実際に体験しながら体操の流れを紹介するデモンストレーションが行われた。
4月に「ラティアスリサーチ」開催 コラボ企画も展開
ゲーム内では、2026年4月に新イベント「ラティアスリサーチ」の開催が予定されている。期間中に入手できる「ラティアスのうもう」を集めることで、特定のポケモンを呼び寄せる「ラティアスのおこう」と交換できる仕組みだ。イベント期間中は「とくいなもの:スキル」を持つおてつだいポケモンが活躍しやすくなるため、事前に育成しておくと攻略を進めやすくなる。
また、睡眠の重要性を広く伝える取り組みとして、エーザイとの共同プロジェクトも始動する。宇都宮氏は、睡眠領域の知見を持つ同社との連携について触れ、子どもから大人までが自身の眠りに目を向けるきっかけづくりとして、全国の医療機関の待合室などで絵本『カビゴンのゆめ』(作:しおみつさちか)を順次配布していく予定だと説明した。
さらに、美容ブランド「ルルルン」とのコラボレーションも発表された。3月25日より、ゲーム内フィールド「ワカクサ本島」と「シアンの砂浜」をイメージしたフェイスマスク2種を発売する。いずれも7枚入りで価格は1,100円(税込)。ルルルン公式オンラインストアで先行販売される。
宇都宮氏はこのコラボについて、「睡眠リズムを整えることも、肌を育てることも日々の継続が大切という点で共通している」と語り、ゲームの世界観を生かした形で日常のセルフケアを提案していきたいと説明した。
