『Pokémon Sleep』がギネス世界記録に認定。ポケモンが拓いた睡眠習慣が多くのユーザーに定着

睡眠をエンタメ化するスマートフォン向けアプリ『Pokémon Sleep』が、リリースから2周年を迎えた。これを記念して、7月16日に都内で「FUN SLEEP FEST~朝起きるのをもっと楽しみに~」と題した記念イベントが開催された。

イベントには、株式会社ポケモン 代表取締役COOの宇都宮崇人氏が登壇し、『Pokémon Sleep』の特長を改めて紹介した。

『Pokémon Sleep』は、スマートフォンを枕元に置いて眠ることで睡眠を計測し、眠りのタイプに応じてポケモンが登場。その寝顔をコレクションできるという、これまでにないアプローチが話題となってきた。

宇都宮氏によると、アプリを利用する世界7カ国のユーザーデータを分析したところ、いずれの国でも睡眠時間の延長が確認できたという。日本は依然として最下位ではあるものの、他国との差は縮まりつつあり、日本のユーザーにも良い影響を与えていることが明らかになった。

この2年間で累計2,800万ダウンロードを突破し、計測された総睡眠回数は10億回超に到達。その功績が評価され、『Pokémon Sleep』は「最もダウンロードされた睡眠ゲームアプリ(Most downloaded gamified sleep app)」としてギネス世界記録に認定された。認定式もイベント内で実施され、宇都宮氏が認定証を受け取った。

宇都宮氏は認定に際し、次のようにコメントしている。

日々に多くの皆様が、楽しみながら睡眠を計測していただけることを非常に嬉しく思っております。引き続き、我々は睡眠のエンターテインメント化を通じて、睡眠に対する皆様の意識をより前向きなものに変えていけるよう、これからも尽力していきたいと思っております。ゲームの中では今週から2周年を記念したイベントが開催されておりますので、ぜひこの機会に遊んでいただけると嬉しいです。

ちなみに、宇都宮氏自身も714回にわたり同アプリで睡眠を計測しており、ひとりのユーザーとしても積極的に活用している様子がうかがえた。

イベントには、タレントの佐野勇斗さん(M!LK)、志田未来さん、ヒコロヒーさんの3人も登場。「朝起きるのがもっと楽しみになる」体験談を交えたトークセッションを展開した。

また、昨年の1周年イベントに続き、ポケモンファンとして知られる松丸亮吾さんも審査員として参加。松丸さんは、「昨年2月に伝説のポケモン『ライコウ』に出会えるイベントが開催され、実際にゲーム内で寝ているライコウを見ることができた。あの姿は今まで見たことがなく、ポケモン史に残る革命だと感じた」と語り、印象に残るエピソードとして振り返った。

『ポケットモンスター ルビー・サファイア』世代の佐野さんは、「子どもの頃からポケモンが大好きで、世界中に同じようなファンがいると思います。そんなポケモンと睡眠を掛け合わせて世界の健康に貢献しているこのアプリは、本当にすごい」とコメント。

志田さんは、役者としての仕事において睡眠の質が重要であるとした上で、「『Pokémon Sleep』は、遊びながら質の良い睡眠が取れるところが素晴らしいと思います」と語った。

「もしギネス記録に挑戦するとしたら?」という質問には、ヒコロヒーさんが「目上の人とご飯に行くとき、食事のタイミングを見極めるのが得意なんです。バレずに食べるのが本当にうまいので、そんな記録があれば挑戦したい」と、ユーモアを交えて答え、会場を沸かせた。

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