iOS/iPadOS向け画像編集アプリ 「Pixelmator Photo」 は、今後 「Photomator」 に改称される。また、改称にあわせてアップデートを実施、AIを利用した画像編集機能が配信された。
Mac版 「Photomator」 は今年5月に配信される予定。本日よりTestFlightを利用したベータ版が提供されており、ベータテスターは正式リリースに先駆けて利用することが可能だ。
Pixelmator Photo gets AI-powered selective adjustments and a new name — Photomator | Pixelmator Blog
「Pixelmator Photo」 が 「Photomator」 に改称、AI編集機能がアップデートで追加
「Pixelmator Photo」 は、iPhoneやiPad、Mac、Androidデバイスなど複数プラットフォームで展開されている画像編集アプリケーション。昨年8月にサブスクリプション制に移行していたが、今回のアップデートで 「Pixelmator Photo」 から 「Photomator」 に改称されることになる。
また、人物/背景/空の自動選択や、グラデーションやブラシベースの選択など、AI技術を駆使した選択調整が可能になる新機能が追加される。
▼ リリースノート (原文からの翻訳)
- Pixelmator Photoは、よりシンプルなPhotomatorという新しい名前を持ち、リフレッシュされたよりモダンなデザインを特徴としています。
- 強力な選択的調整を使用して、写真の残りの部分に影響を与えることなく、写真の特定の領域を選択し、編集できるようになりました。
- 機械学習の魔法を使って、空、人、背景など、写真でよく使われる領域を自動的に選択したり、手動で選択したりできます。
- ブラシで写真の調整したい部分をペイントします。ブラシのサイズ、柔らかさ、不透明度を簡単に調整でき、誤って選択しすぎてしまった場合は消去モードに切り替えられます。
- カスタマイズ可能な線形および放射状のグラデーション選択を写真に追加し、編集した部分と編集していない部分の間にスムーズな移行を作成します。グラデーションの位置、サイズ、回転、ブレンドは、画像上の便利なコントロールを使って簡単に変更できます。
- スポイトで選択して、写真の特定の色や全体の色域を調整できます。
- カラー調整レイヤーを追加して、さまざまな編集を試したり、簡単に比較したりできます。
- カラー調整ペインの上部にある追加ボタンをタップして、選択オプションを選択すれば、写真に選択的な調整を加えることができます。
- 写真上で対応するアイコンを直接タップして、異なる選択項目をすばやく切り替えられます。
- 色調補正ペインの上部にある新しいレイヤーブラウザで、すべての選択項目を把握できます。
- レイヤーブラウザでは、選択範囲のオン/オフを切り替えることで、適用した調整をリセットすることなく非表示にできます。これにより、写真の同じ領域に複数の異なる編集を適用して比較することができます。
- ブレンドモードを使って複数の選択範囲を組み合わせると、選択範囲をより洗練されたものにしたり、印象的なアーティスティックエフェクトを作成することができます。既存の選択範囲の横にある「その他」メニューで、「追加」または「減算」を選択し、オプションを選びます。
- ブレンドモードメニューから追加、減算、交差を選択すれば、組み合わせた選択範囲のブレンドモードを簡単に切り替えることができます。
- 選択範囲の名前変更、複製、反転、移動、削除のオプションは、各選択レイヤーの横にある「その他」メニューで確認できます。
- レイヤーブラウザの下部にある強度スライダをドラッグして、各選択範囲に適用される編集の強さを調整できます。
- カラー調整ペインの上部にある「その他」をタップし、「マスクオーバーレイを表示」を選択または選択解除することで、選択範囲のプレビューのオン/オフを簡単に切り替えられます。
同アップデートは、まずiPhone/iPad向けに提供され、今年5月頃にMac版が提供される予定。
本アプリの料金体系は月額580円、年額4,500円。ライフタイム(買い切り)が15,000円となっている。ちなみにこれまでは月額580円、年額3,500円。ライフタイム(買い切り)が7,000円だったため、年額およびライフタイムの料金は大幅に値上げされている (価格はいずれも税込) 。
(画像:Pixelmator)