
GoogleがPixel 10シリーズを正式発表した。ラインアップはPixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、そして折りたたみのPixel 10 Pro Fold。ここでは主力となるバータイプ3モデル「Pixel 10」「Pixel 10 Pro」「Pixel 10 Pro XL」を要素ごとに比較する。
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デザインとサイズ

Pixel 10はサテン仕上げの金属フレーム+光沢ガラス。カラーはObsidian、Frost、Lemongrass、Indigoの4色。サイズは152.8×72.0×8.6mmで、重量204g。

Pixel 10 Proはマット仕上げの背面ガラスとメタル調の「G」ロゴ。カラーはObsidian、Porcelain、Moonstone、Jadeの4色。サイズは無印と同じだが重量は207g。

Pixel 10 Pro XLは6.8インチの大型筐体で162.8×76.6×8.5mm、232g。カラーはPixel 10 Proと同様の4色だ。
ディスプレイ

Pixel 10とPixel 10 Proは6.3インチ、Pro XLは6.8インチのディスプレイを搭載。
リフレッシュレートはPixel 10が60〜120Hz、Pro/Pro XLが1〜120HzのLTPO可変。ピーク輝度はPixel 10が3000ニト、Pro/Pro XLは3300ニトとより明るい。
カメラ

カメラは3モデルとも広角・超広角・望遠の3眼構成となるが、性能差は大きい。
Pixel 10は広角4800万画素(1/2インチ)、超広角1300万画素(120度)、望遠1080万画素(5倍光学、最大20倍ズーム)。フロントは1050万画素。
Pixel 10 Pro/Pro XLは広角5000万画素(1/1.3インチ)、超広角4800万画素(AF付き)、望遠4800万画素(5倍光学、最大100倍ズーム)。フロントは4200万画素と高精細。カメラ重視ならPro系が圧倒的に優位だ。
メモリーとストレージ

Pixel 10は12GB RAMで、ストレージ容量は128GBあるいは256GB。
Pixel 10 ProのRAM容量は16GB、ストレージ容量は256GBあるいは512GB。Pixel 10 Pro XLは16GB RAMで、256GBか512GB。海外モデルでのみ1TBモデルが用意される。
充電とバッテリー
バッテリー容量はPixel 10が4970mAh、Pixel 10 Proが4870mAh、Pixel 10 Pro XLが5200mAh。駆動時間は「30時間以上」で共通。
有線充電はPixel 10/Proが30W対応、Pro XLは45W対応で30分で70%充電可能だ。
ワイヤレス充電は、Pixel 10/ProがQi2(15W)、Pro XLがQi2.2(25W)に対応。Pro XLは業界初のQi2.2対応スマホとなる。
AI機能とソフトウェア

3モデル共通でAndroid 16と新UI「Material 3 Expressive」を搭載。AI関連では「マジックサジェスト」「カメラコーチ」「マイボイス通訳」などが利用できる。
Pixel 10 Pro/Pro XLには特典としてGoogle AI Proプラン(通常月額2900円)が6カ月間無料で付属。Geminiの高性能モデルや映像制作ツール「Flow」も使える。
まとめ

Pixel 10シリーズはすべてTensor G5を搭載し、基本性能とAI機能は共通している。選び方のポイントは以下の通りだ。
- コスパ重視:Pixel 10。初めて望遠カメラを搭載しつつ価格を抑えている。
- バランス型:Pixel 10 Pro。AI Proプラン特典や高性能カメラを備える。
- 全部入り:Pixel 10 Pro XL。大画面、45W充電、Qi2.2ワイヤレス25W対応とフルスペック。
ユーザーが重視するのが「価格」「カメラ性能」「充電と電池」「AIツール」かによって、最適なモデルが分かれるだろう。端末選びの参考になれば幸いだ。
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(画像:Google)