2月16日、フィリップス・ジャパンは堤浩幸氏が同社代表取締役社長を退任し、新たにジャスパー・ウェステリンク氏が代表取締役社長に就任すると発表した。社長交代は2022年4月1日付で行われる予定。
堤氏は2017年3月にフィリップス・ジャパンの代表取締役社長に就任。東北大学や順天堂大学などとの包括連携協定の締結、医療MaaSへの参入、日本初のイノベーション研究開発施設Co-Creation Center(宮城県仙台市)を設立するなど、フィリップス・ジャパン同氏の5年にわたるリーダーシップのもと、ヘルスケアのデジタル変革を加速してきた。
また、遠隔診療をサポートするeHomeCare、遠隔集中治療ソリューションであるeICUをローンチ。ヘルスインフォマティクスを強化。2020年12月には、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)との包括的パートナーシップを締結し、スポーツヘルスの分野でも新たな一歩を踏み出している。
新たに代表取締役社長に就任するジャスパー・ウェステリンク氏は、フィリップスに20年以上在籍する人物。アフリカや東南アジア、ヨーロッパなどの主要市場でリーダー職を歴任。フィリップス・アフリカ(ヨハネスブルグ)、フィリップス・インドネシア(ジャカルタ)、フィリップス・ギリシャ(アテネ)などさまざまなリージョンでの勤務も経験。現在は、フィリップス・インターナショナル・マーケットの戦略的ビジネスイニシアチブを統括し、フィリップスの市場開拓、能力開発、新しいビジネスモデルの発案・創造にあたっている。
フィリップス・ジャパンの代表取締役社長の就任発表に合わせて、ジャスパー・ウェステリンク氏は以下のコメントを発している。
「フィリップス・ジャパンのリーダーとして、パートナーの皆様と共にヘルスケアを変革し、人々の健康と幸福の向上に貢献することを楽しみにしています。フィリップスは、人々の健康、正確な診断、画像誘導治療、コネクテッドケアをサポートするソリューションやサービスを提供し、デジタルプラットフォームと新しいビジネスモデルを活用して、フィリップスの主要マーケットの一つである日本での成長を促進させることに取り組んで参ります。そしてより多くの人が、より健やかな生活を送ることができる世界の実現を目指して取り組んでいきたいと考えています。」
なお、堤氏とウェステリンク氏は、当面協働しながら主要業務を引き継ぎ、円滑かつ確実な移行にあたるとのことだ。
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(画像:フィリップス・ジャパン)