9月7日、PayPalホールディングスはあと払い決済サービス 「ペイディ」 を買収すると発表した。
PayPalはペイディの全株式を現金で取得する。買収は今年12月までに完了させる予定。買収総額は約27億米ドル、日本円で約3,000億円。
PayPalがペイディを買収
ペイディは “BNPL (バイ・ナウ・ペイ・レーター”) と呼ばれる、あと払いサービスを手がける。BNPLは欧米などで利用者が増えているサービスだが、日本においても徐々に浸透しつつある。ペイディは2014年にサービスを開始後、ユーザー数を順調に伸ばし、今年7月段階で600万ユーザーを突破。日本発のユニコーンとして注目されていた。
ペイディは近年パートナー戦略の強化を行なっており、今年7月にはVisaオンライン加盟店にてペイディが利用できるようになったほか、Appleでは専用のあと払いプランの提供も開始。また、今回買収されることになったPayPalとは4月に提携を行なっており、世界中のPayPal決済の加盟店にて 「どこでもペイディ」 が利用可能になっている。
PayPalはBNPLに注力しており、昨年Pay in 4を立ち上げた。また、世界3位のeコマース市場をもちながら、依然として現金決済が多い日本にも成長を見出しており、ペイディを買収することで、同社が展開する越境EC決済にあと払いサービスを加え、国内電子決済市場で存在感を示すとともに、日本における事業基盤を強化する狙いがあるとみられる。
なお、ペイディ創業者であるラッセル・カマー氏、杉江陸 社長兼最高経営責任者(CEO) をふくめた既存経営陣は、買収後もペイディの経営を行なっていくとのこと。
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