MacのOSの名称が「OS X」になってから、かれこれ15年近くが経過している。いつまで「X」を続けるのかというツッコミをたまに見かけるのだが、15年も続く歴史に変化の時が訪れたのかもしれない。
MacのOSである「OS X」の名称が「macOS」になる可能性が浮上しているようだ。MacMagazine.com.brが伝えている。
「OS X 10.11.4」の内部コードに聞き慣れない記述が
MacMagazine.com.brによると、先日公開されたばかりの「OS X 10.11.4」内部に「macOS」という記述されたファイルがあったことを報告している。
記述が見つかったのは、「OS X」内部にある「FUFlightViewController_macOS.nib」というNIBファイルで、ファイル名に「macOS」というあまり聞き慣れない言葉が入っているのが分かる。
Appleが将来的に「OS X」の名称を「macOS」に変更するかについては、正直このファイル名だけでは分からないが、意味もなくファイル名に「macOS」と記述することもないだろう(単純にmacのOSという意味なのかもしれないが)。
現在、AppleがリリースしているデバイスのOSのほとんどは、それぞれのOSにデバイスの名称が入っている。例えば「iOS」や「tvOS」などで、それぞれどの製品のOSであるかが分かりやすくなっている。
だが、「OS X」に関して言えば、これがMacのOS名であることは分かりづらい。Macユーザーでないかぎり、ほとんどの人はこの文字を見てもMacのOSだとは思わないだろう。
今のところ今年の秋にリリースされるMacのOSは、引き続き「OS X」として出ると予想されているが、もしかすると他のOSに合わせて分かりやすい名称に変更することもあるかもしれない。
もし発表されるとしたら、おそらく6月に開催されると思われる「WWDC 2016」だ。あと3ヶ月後には真偽が明らかになるので、正式な発表が今から楽しみになりそうだ。
[ via Cult of Mac ]