今月2日に中国メディアGrobal Timesが、2020年に発売するiPhoneに画面内蔵型の指紋認証センサーが搭載されるという情報を伝えていたが、さらに中国の複数のサプライヤーから詳しい情報がもたらされている。Macお宝鑑定団Blog(羅針盤)が伝えた。
2020年発売のiPhoneには画面内蔵型指紋認証センサーが搭載か
中国の複数のサプライヤーからの情報によると、Appleは画面内蔵型指紋認証センサーの研究開発を本格的な段階まで進めており、2020年のiPhoneに同センサーを採用することに決まった場合に備えて、部品調達を含めたオペレーション計画書を提出するように求めているとのこと。
Appleは新型iPhoneを開発をするうえで複数の案を検討していることが多く、今回もその案の一部ではあると思われるが、オペレーション計画書の提出を求めているあたり、Appleは画面内蔵型指紋認証センサーの採用をかなり本格的に考えているようだ。
もし指紋センサーが画面に内蔵できたら、Appleはふたつの生体認証機能をiPhoneに搭載できることになる。ユーザーは顔認証機能と指紋認証機能のどちらかを使って画面のロック解除ができるようになるだろう。Face IDについては 「画面ロック解除しづらい」 と一部ユーザーからは不満の声が上がっているが、2020年でこの問題を解決できるようになるかもしれない。
ただし、問題は先のGlobal Timesが画面内蔵型の指紋認証センサーを搭載したiPhoneは中国限定で発売すると報じていたこと。Global Timesによると、Face IDを搭載するよりも画面内蔵型Touch IDの方がコスト自体は安いとか。
これが本当であれば、AppleはiPhoneの価格を下げることで中国市場での販売数を増やすことを目的としているとみられるが、顔認証センサーと指紋認証センサーが同時に搭載されることはなく、しかも日本で画面内蔵型指紋認証センサーが搭載されたiPhoneは登場しない可能性が出てくる。
そんなことがあり得るのかは分からないが、現時点で出ている情報がすべて本当であると仮定して話をするのであれば、これが最も現実的な路線となる。果たして2020年のiPhoneは一体どうなるのだろうか。
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