MetaとOakley「Performance AIグラス」発表。第1弾として「Oakley Meta HSTN」が今夏登場

MetaとOakleyが、スマートグラスの新カテゴリ「Performance AIグラス」を発表した。第一弾となる「Oakley Meta HSTN(読み:ハウストン)」は、Oakleyの創業50周年を記念した限定モデルとして登場し、2025年7月11日より499ドルで先行予約を開始する。今夏には399ドルからの通常モデルも展開される予定だ。

販売地域は、まず米国、カナダ、欧州、オーストラリアを対象にスタートし、年内にはメキシコ、インド、UAEにも展開予定。購入はMeta.comおよびOakley.comから可能となる。国内発売は現時点では未定。

なお、サッカー仏代表のキリアン・エムバペ選手やNFLスター選手のパトリック・マホームズ選手らが登場するキャンペーンも展開する。

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アクティブ用途に特化したAIスマートグラス。Ray-Banとは異なる方向性

「Performance AIグラス」は、MetaのAI機能を搭載し、音声操作・ハンズフリー撮影・音楽再生が利用できるスマートグラス。スポーツやアウトドアなどアクティブなシーンに特化しているのが特徴となる。

今回のコラボレーションは、MetaのRay-Ban Metaグラスで培った実績を土台に、よりアクティブなユーザー層をターゲットにした新たな製品戦略だ。Ray-Ban Metaが日常生活での快適な利用にフォーカスしていたのに対し、Oakley Metaは「パフォーマンス」を軸によりスポーツやアウトドアに特化しているのが大きな違いだ。

Oakley特有のスポーティなデザインに加え、3K動画撮影対応の高解像度カメラ、Prizm偏光レンズ、高耐久かつ防水対応のボディなど、アスリートやアウトドア愛好家向けの仕様が盛り込まれている。

フレームには12MPの超広角カメラが搭載され、ハンズフリーでの写真・3K動画の撮影が可能だ。撮影中はプライバシーを考慮したLEDインジケーターが点灯し、周囲に録画中であることを通知する。

さらに、フレームには指向性スピーカーを内蔵。音楽再生、ポッドキャスト視聴、ハンズフリー通話、音声操作にも対応する。耳を塞がないオープンイヤー型の設計で、ランニングやライド中などでも安全性を確保しつつ、自然なリスニング体験を提供する。

AIアシスタント「Meta AI」によって、音声コマンドだけでさまざまな情報を得ることができ、たとえば、「Hey Meta、今日の風速は?」と聞けば、ゴルフのプレイ中でも即座に気象情報が得られる。音楽再生や撮影、通話も音声で操作できるため、両手をふさがずに済むのは大きな利点だ。

本体はIPX4相当の防水性能を備え、汗や小雨にも対応。バッテリーは通常使用で最大8時間、スタンバイ状態では最大19時間持続。専用の充電ケースを使えば、最大48時間分の充電が可能で、わずか20分で50%まで充電できる高速充電にも対応している。

限定モデルには、ゴールドアクセントと24K Prizm偏光レンズを採用。Oakleyのレンズ技術は高い耐衝撃性とUVカット性能を誇り、激しいアクティビティにも耐えうる仕様だ。

対応端末はiOS(iPhone 10以降)およびAndroid(Android 10以上)で、利用にはMeta AIアプリとの連携が必要となる。

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(画像:Meta)

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