文章や画像から動画を生成できるAI動画生成ツール「Novi AI」を試してみた (PR)

AI生成ツールの進化が加速し、文章を入力するだけで画像や動画を作れるサービスが次々に登場している。ただ、使い勝手や自分の用途に合うかは分かりにくく、なかなか試せていない人も多いだろう。

たとえば、30秒ほどのストーリー動画を手軽に作ってみたい、SNS投稿用の簡単な映像を用意したい、あるいは企画段階でアイデアを映像化してみたい、といったケースは意外と多い。

今回はそうしたニーズに応えられそうなツールとして、iMyFoneからライセンス提供を受け、AI動画生成webアプリ「Novi AI 動画ジェネレーター」を試してみた。本稿では、機能や使い勝手を紹介していく。

(提供:iMyFone)

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Novi AIとは?

Novi AIは、テキストや画像を入力すると、AIが内容を分析して指定した長さの動画を生成してくれるwebアプリだ。

メインの「ストーリーから動画へ」機能では、作りたいストーリーをプロンプトとして入力し、ビジュアルスタイル(アニメ、水彩画、粘土など)やアスペクト比、動画の長さを指定するだけで動画を作れる。

ふんわりとしたアイデアだけがあって、ストーリーがまだ固まっていない場合は「AIクリエイション」機能、具体的なストーリーがある場合は「ストーリーを貼り付け」機能を使うと、それぞれの内容に沿った動画が生成できる。

動画生成後には、BGMやナレーション、字幕を追加することもできる。プロンプトは日本語入力に対応しており、ナレーションも日本語で設定可能だ。

また、手持ちの画像から動画を作る「画像から動画へ」機能もある。こちらは画像をアップロードし、「どんな動画にしたいか」をプロンプトで指示するだけで、動画に変換できる機能だ。

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AIクリエイション機能を試してみた

まずはアイデアを入力して動画を作る「AIクリエイション」で試してみた。

ビジュアルスタイルは水彩画、アスペクト比は4:3、長さは30秒に設定した。入力したプロンプトは以下。

静かな森を舞台に、光る小さな球体を追いかける若い旅人の物語を作ってください。
球体は時折、旅人を導くように明滅します。
30秒程度でまとまる、ややファンタジー調の短いストーリーにしてください。
最後は、球体が旅人に“次の目的地を示す光景”を見せて終わる流れにしてください。

入力して20秒ほどで動画生成が完了した。動画はシーンごとに分かれてタイムラインに配置され、静止画と動画を組み合わせた構成になっていたが、紙芝居感が強かったため、「すべてアニメ化」を選んで全シーンを動画に置き換えてみた。

動画にはすでにBGMやナレーション、字幕がついており、雰囲気のある動画を生成することができた。生成結果は以下で確認できる。

通しで確認すると、シーンの切り替えに違和感があったり、ナレーションの漢字の読み方が誤っている(「旅人」→「ニギミト」)など気になる点もあった。ナレーションの漢字の読み方は字幕に依存するようで、字幕を「たびびと」に置き換えると、正しく読まれるようになった。

他の音声の違和感も少しずつ修正すると、以下のような仕上がりになった。

まだ「光の導き」を「ひかりみちびき」と読んでしまったり、シーン1からシーン2で光の球体が急に大きくなるなど違和感は残るが、どんな雰囲気の動画かは伝わる内容になったのではないだろうか。

ストーリー貼り付け機能を試してみた

次に、具体的なストーリーを指定して動画を作る「ストーリーを貼り付け」機能を試した。ビジュアルスタイルは水彩画、アスペクト比は4:3、長さは30秒に設定した。入力したストーリーは以下。

若い旅人が薄明の森を歩いている。 前方で、小さな光の球体がふわりと漂い、旅人を誘うように明滅する。
旅人が一歩近づくたびに、球体は少しだけ先へ進み、淡い光の道をつくる。
やがて森が開け、球体は大きく輝きながら空へと浮かび上がる。
その瞬間、旅人の前に“次の目的地の景色”が幻のように広がり、光が静かに収束する。
旅人は新たな旅路へ一歩踏み出す。

生成自体は30秒ほどで完了し、先ほどのAIクリエイションと同様に、「すべてアニメ化」で全シーンをアニメーションに置き換えた。生成動画は以下で確認できる。

具体的なストーリーがあるため、AIクリエイション機能よりやや粗さが目立った印象だった。必要に応じて一部シーンを再生成し、プロンプトを調整するとイメージに近い動画に仕上げることができた。

さらにナレーションも調整し、完成した動画は以下の通りだ。

ストーリー貼り付け機能ではシーンごとにグラフィックのテイストが異なるため、AIクリエイション機能の動画の方が全体のまとまりはある。ただ、シーンの再生成や細かい調整を行えば、より自分のイメージに近い動画を作ることはできるため、もう少し時間をかけて調整することで、動画のクオリティを上げることはできそうだ。

まとめ

Novi AI動画ジェネレーターは、テキストや画像から簡単に動画を作れるAI動画生成ツールだ。まだ発展途上の部分はあるものの、アイデアの整理やラフ動画の作成、SNS用の短い動画の準備など、ちょっとした用途には便利に使えそうだ。

今回試したAIクリエイション機能では、ざっくりとしたアイデアから短い物語を生成でき、動画全体の雰囲気をつかむのに向いている。一方、ストーリー貼り付け機能では、具体的なストーリーを反映した動画が作れるため、シーンの調整や再生成を行えばより完成度の高い動画に仕上げられる。

現状では、シーンの切り替えやナレーションの読み方など、細かい部分で調整が必要な場面もあるが、プロンプトや字幕を工夫することで、自分のイメージに近い動画を作ることは可能だ。

短時間で手軽に試せるため、「ちょっとした動画を作ってみたい」「アイデアを映像化してみたい」という用途には十分楽しめるツールだと感じた。今後さらに精度や表現の幅が広がれば、企画段階やラフ制作だけでなく、より本格的な動画制作にも活用できそうだ。

「Novi AI 動画ジェネレーター」のライセンス購入は公式サイトから。

▶︎ Novi AI 動画ジェネレーター 公式サイト

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