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Nothing Phone (2) が正式発表。新しいGlyph Interfaceが搭載、Snapdragon 8+ Gen 1で大幅性能向上

日本時間7月12日、英Nothing Technologyは新型フラッグシップスマートフォン 「Nothing Phone (2)」 を正式に発表した。

販売価格は79,800円(税込)〜。国内では7月21日(金)0時よりNothing公式サイトで予約受付が開始され、7月25日(火)に発売する予定だ。

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待望のNothing Phone (2) が正式発表

Nothing Phone (2)は、昨年8月に国内発売した 「Nothing Phone (1)」 の後継機にあたるモデル。

本体デザインは先代モデルから大きくは変わらなかったものの、内蔵SoCの性能が大幅に向上したほか、新しくなった 「Glyph Interface」 や、オリジナル着信音が作れる新機能 「Glyph Composer」 などが搭載されているのが大きな特徴だ。

また、Nothing Phone (2) の発表に伴い、Nothing OSのアップデートも発表。主に機能面のカスタマイズ性を重視し、よりユーザーが使いやすくなるような変更が加えられている。新OS 「Nothing OS 2.0」 で追加される機能は、のちにアップデートによってNothing Phone (1) でも利用できるようになる予定だ。

Nothing創業者兼CEOのCarl Pei氏は、スマートフォンは生活に欠かせないツールではあるものの、昨今はより気を散らす存在になっており、使用者の存在感や創造性を低下させていると話す。

そこで、Nothing Phone (2) はハード・ソフトの両方の設計革新によって、より意図的なスマートフォンの使用を奨励しながら、最高の機能を提供するとしている。

Nothing Phone (2) の本体サイズは、高さ162.1mm×幅76.4mm×厚さ8.6mm、重量は201.2g。片手でも持ちやすい程よいサイズ感だ。ミッドフレームは先代モデルよりも1mm薄くなったほか、ゆるやかなカーブを描きながら隆起したガラス張りの背面により、人間工学に基づいた体験を提供する。

画面には6.7インチのフレキシブルOLED (LTPO) が搭載されており、解像度は2412×1080ピクセル (394ppi) 。最大輝度は1600ニト。リフレッシュレートは1〜120Hzに可変する仕様で、画面に動きがないときにはリフレッシュレートを下げることでバッテリーを節約できる。

画面のベゼルは先代モデルよりも0.35mm細くなっており、より広い画面で操作することが可能だ。

搭載OSは 「Nothing OS 2.0」 。Nothingによると、ユーザーの使いやすさを第一に考えて開発された新OSであるとのことだ。

Nothing OS 2.0は、アプリのラベルやグリッドのデザイン、ウィジェットサイズやカラースキームまですべて自由にカスタマイズできる。アプリアイコンはシンプルなモノクローム表示にできるようになった。

また、ロック画面にウィジェットを配置できるようになり、わざわざ画面ロックを解除せずとも利用したい機能にアクセスできる。

Nothing Phoneシリーズの最大の特徴とも言える、背面LEDの点灯パターンによって通知を伝える 「Glyph Interface」 は、先代モデルよりもライトが細かく分割されたことで、より点灯パターンのバリエーションを増やすことができるように。機能面でも大きな進化を遂げている。

まずは先日発表された新機能 「Glyph Composer」 。最大2秒間の単音クリップを使って8〜10秒のマルチトラックオーディオファイルを作り出し、自分だけのオリジナル着信音として設定できる。単音クリップはGlyph Interfaceと同期させることもできる。

大事な通知は、新機能 「Essential Glyph Notification」 で作業を続けながら確認できる。特定の連絡先やアプリの通知を設定しておけば、スマートフォンのロックを解除するまでGlyph Interfaceがライトを点灯させて通知してくれる。

さらに便利なのが、配車アプリやUber EatsなどのデリバリーサービスのステータスをLEDライトで確認できること。画面を開かなくてもライトの光り方であとどれくらいの時間で車が到着するのか、もしくは料理が届くのかを直感的にチェックできる。

カメラは、リアがメイン(広角)+超広角のデュアル構成、フロントがシングル構成。画素数は背面のデュアルカメラがどちらも50MP、前面カメラが32MPだ。

18ビットイメージシグナルプロセッサが搭載されたことで、先代モデルよりもカメラデータを最大4,000倍処理することができるように。メインカメラには、AI技術を採用し、動く被写体をリアルタイムで正確にとらえることに特化した 「Motion Capture 2.0」 も搭載されている。

また、リアカメラは4K/60fpsでの撮影に対応したことで、動きのある被写体がこれまで以上にスムーズに撮影できるようになった。

フロントカメラは先代モデルの16MPの倍となる32MPの大型センサーが搭載されたことで、自撮りも綺麗に撮影できる。

内蔵SoCはQualcomm Snapdragon 8+ Gen1が搭載。パフォーマンスは先代モデルに比べて80%向上しており、アプリを開く速度が従来の半分に短縮されている。

メモリ容量とストレージ容量の組み合わせは、8GB+128GB、12GB+256GB、12GB+512GBの3モデルが用意。

バッテリー容量は4700mAh。USB PD 3.0対応の充電器を使えば最大45Wで充電でき、わずか20分弱で50%まで充電できる。ワイヤレス充電にも対応しており、Qi規格に対応したワイヤレス充電機を使うことで、最大15Wでのワイヤレス充電が可能。

また、5Wのリバーシブルワイヤレス充電も利用可能で、ワイヤレス充電に対応したイヤホンなどを本体背面に置くことで充電できる。

本体はIP54の防水/防塵に対応。プールなど水気のある場所にも安心して持っていくことができる。

本体底面の外部ポートはUSB Type-Cポート。生体認証は画面内蔵型の指紋認証または顔認証に対応する。顔認証は顔の一部が隠れていても認証できる仕様で、マスク着用時にも問題なく認証できるものと思われる。

カラーラインナップは、ホワイトとダークグレーの2色展開。

Nothing Phone (2) の価格は、8GB+128GBモデルが79,800円、12GB+256GBモデルが99,800円、12GB+512GBモデルが109,800円 (いずれも税込) 。

国内では7月21日(金)0時よりNothing公式サイトで予約受付が開始され、7月25日(火)に発売する予定だ。なお、Nothing Phone (1) については、Nothing Phone (2) の発売後も販売が継続される予定だ。

ちなみに、当サイトではNothing Phone (2) について、近日中にレビューをお届けする予定なので、気になっている人は楽しみにお待ちいただけると幸いだ。

(画像提供:Nothing)