当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「Nothing Phone (3)」 今夏発売へ。プレミアム素材とAIのNothing OSで同社初の本格フラッグシップスマホに

英Nothing Technologyは、同社ブランド 「Nothing」 から次期スマートフォン 「Nothing Phone (3)」 を2025年夏に発売予定であることを発表した。販売価格は、約800ポンド前後が想定されており、これまでのNothingの製品のなかでは、だいぶ高額な製品になる予定だ。

スポンサーリンク

「Nothing Phone (3)」 は真のプレミアムスマホとして今夏発売へ

同発表は、2025年5月13日に開催された「Android Show: I/O Edition」において、NothingのCEOカール・ペイ氏が明らかにしたもの。

カール・ペイ氏によれば、「Nothing Phone (3)」 はNothingにとって初となる本格的なフラッグシップスマホと位置づけられる。先代モデルから性能が大幅に向上し、ハードウェア・ソフトウェア両面での進化が図られているという。特に、ハードウェア面では 「プレミアム素材の採用」 が強調されており、ミッドレンジ志向だった前機種 「Phone (2a)」 との差別化が鮮明になるとみられる。

Nothingはこれまで、透明感のある背面デザインとGlyphインターフェースといった独自性で注目を集めてきた。Phone (3)においてもそのDNAは継承されつつ、フラッグシップ級の性能と仕上げが期待される。

スポンサーリンク

「Nothing OS」は “チームメイト” へ。Androidとのパートナーシップ・コミュニティ重視の製品開発を継続

ソフトウェア面では、Nothing OSの方向性にも大きなアップデートがあるという。ペイ氏は今回のステージで、Nothing OSを「理想的なAIのあり方を体現したシステム」と表現した。表層的なAI機能の追加ではなく、システム全体に深く統合されたAI体験を目指すものだという。

「Nothing OSは、ユーザーが選ぶ “メニュー” ではなく、共に動き学ぶ “チームメイト” のような存在だ」と語ったように、ユーザーと並走するように各利用シーンをアシストすることを目指す。

NothingはAndroidとの緊密な連携を継続しており、Googleとのパートナーシップのもと、最新のAndroid機能をいち早く取り込んできた実績がある。Phone (3)においても、この関係は深化する見通しだ。

また、Nothingがこれまで貫いてきた「コミュニティと共に製品を作る」という姿勢も健在。ペイ氏は「“こんなテック企業があったらいいな”を形にする」と語り、既存の大手メーカーとは異なる草の根的な開発アプローチを今後も貫く意向を示した。

(画像:Nothing)