当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「Nothing Headphone (1)」発表。KEFと共同設計のオーバーイヤー型ヘッドホン、ハイレゾ対応・ANC搭載

英Nothingは7月1日、同社初となるオーバーイヤー型ヘッドホン「Headphone (1)」を正式発表した。アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載し、価格は299ドル/299ポンド/299ユーロ。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、発売日は7月15日を予定している。

なお、Nothing Japanによると、国内販売は「今夏を目途に案内予定」であるとのこと。

スポンサーリンク

名門KEFの技術が支える、Nothing初の本格オーバーイヤー型ヘッドホン

Headphone (1)は、英国の名門Hi-Fiオーディオブランド 「KEF」 との戦略的パートナーシップ締結によって生まれたNothing初のオーバーイヤー型ヘッドホン。KEFの音響設計ノウハウとNothingのデザインを融合させ、音質とビジュアルの両立を図っている。

本体には40mm径のダイナミックドライバーとポリウレタンを使ったサスペンションシステムを搭載。音を効率よく伝達しながら、迫力がある低音を再現できる設計になっており、パワフルな低音と鮮やかで自然なボーカルを実現しているという。

Headphone (1)は、Nothingのスマートフォンやイヤホン同様、内部のパーツが透けて見える個性的なシースルーデザインを採用。操作系はタッチ操作ではなく、物理的なボタンなどを用いることで直感的に操作できるよう設計されている。

右耳側には「ローラー」と呼ばれるホイール状のスイッチを搭載。回転によって音量を調整でき、クリックで再生・停止、長押しでANCの切り替えが行える。さらに、前後に動かす「パドル」では曲送りや巻き戻しに対応。加えて、アプリで機能をカスタマイズできる物理ボタンも用意されている。

Headphone (1)は、高度なハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを搭載しており、フィードフォワードマイクとフィードバックマイクを組み合わせて周囲の雑音を効果的に除去する。ノイズキャンセリングの強度は0.6秒ごとに自動調整され、常に最適な状態を保つ設計だ。また、装着検出は1.875秒ごとに行われ、耳に装着するとすぐに音楽の再生が始まる。

さらに、外音を取り込む「外音取り込みモード」もワンタッチで切り替え可能。ヘッドホンを装着したまま周囲の音を聞くことができ、ちょっとした会話やアナウンス確認にも便利だ。

音質面では、ジャンルを問わず迫力あるサウンドを実現するアダプティブ低音強調機能を搭載。スペシャライザーによってステレオ音源も臨場感あふれる空間サウンドに変換される。ヘッドトラッキングにも対応しており、頭の動きにあわせて音の定位が変化するため、映画やゲームでも360度のサウンド体験を楽しめる。

コーデックはAAC、SBC、LDACをサポートし、Bluetoothでは24bit/96kHzの「Hi-Res Wireless」認証を取得。ワイヤレスでも高精細な音質を実現する。有線接続では3.5mmジャックとUSB Type-Cの両方に対応し、ロスレス音源もクリアに再生可能だ。あらゆるデバイスと組み合わせて、意図されたままの音を楽しめる。

加えて、通話時にはAIを活用したクリアボイステクノロジーにより、4つのマイクで周囲の雑音を抑えつつ、クリアな通話音声を実現。外出先や風の強い場所でも快適に通話可能だ。

バッテリー容量は1,040mAhで、ANCをオンにすると最大35時間、オフだと最大80時間の連続再生が可能。5分間の充電で最大5時間の再生ができる急速充電にも対応しており、約2時間で100%まで充電可能だ。

関連リンク

(画像:Nothing)