1996年に発売した「Nokia 8110」が、22年ぶりに復刻されることが発表された。
フィンランドのHMD globalは、スペインで開催されている「MWC 2018」で、「Nokia 8110」の復興モデル「Nokia 8110 4G」を発表。今年5月に発売する予定だ。
バナナフォンの愛称で親しまれていた「Nokia 8110」が復活
当時、世界をリードしていた携帯電話メーカーNokiaから発売された「Nokia 8110」は、その見た目から「バナナフォン」の愛称で親しまれていた。1999年に公開された映画「マトリックス」にも登場したことでも有名だ。
復刻版は本体デザインが多少現代風にアレンジされているものの、当時の面影を残しているため、モバイルファンからは懐かしむ声が上がっている。
OSには「KaiOS」が採用され、Qualcomm 205 Mobile Platformプロセッサが搭載。ディスプレイは約2.4インチの液晶、背面には200万画素カメラが搭載される。RAM容量は512MB、ストレージ容量は4GBもあるとのこと。バッテリは最大25日間持つ設計になっているようだ。
ちなみに、「Nokia 8110 4G」はフィーチャーフォンであるため、Androidアプリなどをダウンロードすることは不可能。ただし、Firefox OS向けHTML5アプリであれば利用することが可能であるとのこと。また、デュアルSIMに対応するなど現代仕様になっており、名前の通り4Gの通信網を利用することが可能だ。
価格は79ユーロ(約1万円)。2018年5月に発売予定。カラーバリエーションはTraditional BlackとBanana Yellowの2色が用意されているとのことだ。
[ via The Verge / ArsTechnica ]