任天堂、「Nintendo Switch 2」発売控え大手フリマ3社と連携強化。不正出品防止へ対応網を拡大

任天堂は、6月5日に発売予定の「Nintendo Switch 2」を含む関連商品の不正出品行為への対策として、株式会社メルカリ、LINEヤフー株式会社、楽天グループ株式会社の3社(以下、サービス事業者3社)と協力することを発表した。

対象となるのは「メルカリ」「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」「楽天ラクマ」の主要フリマ・オークションサービスで、これまで以上に広範な対応体制が敷かれることになる。

スポンサーリンク

高まる需要と不正出品の懸念

「Nintendo Switch 2」は、現行モデルからの大幅なアップグレードが期待される次世代ゲーム機であり、発売前から高い注目を集めている。そのこともあり、市場では正規の流通経路を経ない商品や、架空出品、転売目的による高額出品といったグレー、あるいは明確な規約違反行為の発生が懸念されている。

こうした問題を受けて、任天堂はフリマ大手3社と連携し、リリース直前の段階から不正出品の抑止に向けた具体的な対策を講じることとなった。

各社との合意に基づき、任天堂は対象商品の商品情報、画像、販売動向などを各サービス事業者に提供。各社はそれに基づき、以下のような取り組みを進めていく。

サービス名事業者名主な対応内容
メルカリ株式会社メルカリ不正出品への事前検知・削除対応、利用規約に基づく措置
Yahoo!オークション / Yahoo!フリマLINEヤフー株式会社ガイドライン違反出品の削除、アカウント停止処分、AI検知と人的パトロールの併用
楽天ラクマ楽天グループ株式会社出品監視体制の強化、任天堂との情報共有を通じた迅速対応

また、これらのプラットフォームでは、利用者に対してガイドラインの再周知や、不正出品に対する注意喚起も行われる予定となっている。

任天堂と各社は、サービス事業者の利用規約に違反する不正出品に対して能動的な削除対応を行うほか、継続的な情報共有・連携体制を構築。ユーザーが安心して正規の手段で商品を購入・取引できる環境を整えるとしている。

特にLINEヤフーは、AI検出と人的監視を併用したモニタリング体制を強化しており、悪質な違反ユーザーにはアカウント停止措置も実施される見込み。公式ガイドラインページでは、より詳細な安全対策が公開されている。

2025年6月5日に発売予定の「Nintendo Switch 2」は、既存のSwitchユーザーのみならず、新規層やコアゲーマー層にも訴求するモデルとして期待が集まっている。今回の連携強化は、そうした注目商品の市場価値を守り、消費者が正規に安心して入手できる体制づくりの一環でもある。

関連リンク

(画像:Nintendo)

Nintendo Switch 2
FOLLOW US
タイトルとURLをコピーしました