任天堂の新型ハードは発売から3年で失速するーー。この”3年目の壁”を越えるために、任天堂は新型ハードの投入が期待されており、ここ最近になってニンテンドースイッチの新型モデルに関する噂が絶えない。
24日には米Bloombergが 「今年6月までに廉価版Nintendo Switchが発売する」 と報じていたが、本日任天堂の古川社長は、この噂の新型スイッチについて言及している。
新型ニンテンドースイッチ、少なくとも 「E3 2019」 では発表されない
任天堂は25日、2019年3月期の連結決算を発表。その中で任天堂の古川社長は、新型ニンテンドースイッチについて存在こそは否定しなかったものの、今年6月に開催されるゲーム見本市 「E3 2019」 で新型ハードを発表する予定はないと述べたという。Bloombergが伝えた。
この報道について任天堂ファンからは残念がる声も挙がっているが、中には 「E3では発売しない」 という発言から、E3よりも前 (つまり5月) に新型モデルが発表される可能性があるのではないかと勘繰るユーザーも多いようだ。これまで、Bloombergをはじめ、WSJや日系なども新型ニンテンドースイッチの投入を報じていることから、任天堂が新型ハードを用意しているのはほぼ確実とみられるが、果たしてその正体が明かされるのはいつになるのだろうか。
今最も期待されているスイッチ向けタイトル(どちらも2019年発売)
これまでの情報では任天堂は2種類の新型ニンテンドースイッチを用意しているとみられる。ひとつは現在のスイッチよりも価格が安い廉価モデル。そしてもうひとつは、現行のニンテンドースイッチのマイナーアップデートモデルとなっており、何かしらがやや改善されたモデルになるとのこと。
ちなみに、Bloombergが古川社長の発言を報じた25日、日経は改めて新型ニンテンドースイッチが今夏までに登場すると従来通りの情報を伝えている。
また、連結決算発表の場で古川社長は、2020年3月期のニンテンドースイッチの販売台数を1,800万台と予想していることを明らかにした。同ハード向けのソフトを拡充することによってハードの販売を牽引するとしているが、これに新型スイッチの販売数がどれほど織り込まれているのだろうか。また、3年目の壁を越えるためには今のペースでは到底達成できそうもないが、果たしてどんなビッグタイトルが用意されているのだろうか。今後の任天堂の動向に注目が集まる。