10月23日(現地時間)、米任天堂はNintendo Switch向けのDIYキット製品「Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)」を米国の小学校に配布することを発表した。まずは、ニューヨークの11校に導入を開始し、その後は100校以上の学校に導入を拡大する予定だ。
米任天堂、ニンテンドーラボを米国の小学校に配布へ
この取り組みは、米任天堂と米国の非営利団体「Institute of Play」が共同で行う。同非営利団体は、遊びを用いた学習体験を基に学校教育のあり方を見直すことを目的としており、これに任天堂が提携する形で各学校にNintendo Laboの供給を行う。
配布先となった小学校では、8歳から10歳の子どもたちを対象に、Nintendo Laboを使った約5ヶ月間のプログラムが実施。配布先の学校には、Nintendo Switch本体とNintendo Labo Variety Kitに加えて、教員用の指導マニュアルブックが配布される。
教員はオンラインで意見交換ができるようになっており、より子どもたちの為になるような授業のため、各々の経験や問題を共有することができる。
同取り組みは主にSTEAM教育に役立たれる。STEAMとは科学(Science)、テクノロジー(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematic)の頭文字を取った造語で、これらの教育の総称。決してゲームの販売プラットフォーム(Steam)を意味するものではない。
同プログラムで、子どもたちはNintendo Laboで遊びながらプログラミングやコーディングを勉強する。また、クラスのみんなで車を作り競争させることで、工学の基礎を学ぶこともできる。まさに「遊び」から興味を抱くことで、重要視されているSTEAM各科目の理解度も高まるはずだ。
残念ながらこう言った取り組みは日本では実施されていないが、Nintendo Laboを購入することで似たような体験をすることができる。おそらくNintendo Switchを子どもに買ってあげると喜ぶだろうから、セットでNintendo Laboを購入すれば子どもの学習の手助けになるかもしれない。