現在、任天堂は新型Nintendo Switchを開発中と噂されている。
新型Nintendo Switchの画面は現行モデルよりも一回り大きくなることがわかった。また、有機ELディスプレイを搭載し、4K出力にも対応するという。Bloombergの望月崇記者、Sohee Kim記者が報告した。
画面が6.2インチから大型化、4K出力にも対応
Bloombergの報道によると、新型Nintendo Switchは2021年内に発売する予定。特徴は、現行モデルよりも一回り大きなタッチディスプレイを搭載するということ。
具体的には7インチの画面(1280×720ピクセル)を搭載するとのこと。現行モデルが6.2インチであるため、約0.8インチ大きくなることになる。
画面サイズが変更されるかどうかについてはわかっていないようだが、ベゼル(画面周囲の縁部分)を狭くすることで画面の大型化を実現する可能性もあるようだ。
ちなみに新型Nintendo Switchは映像が綺麗になるとの情報があったが、Bloombergによると4K出力に対応するとのこと。これはPS5やXbox Series X|Sなどの他社ハイエンドコンソールに対応するための強化であるという。
画面は有機ELディスプレイ。ただしガラスの基板を使った硬い 「リジッド有機EL」 と呼ばれる廉価なパネルであるようだ。
具体的な発売時期については明示されていないものの、Bloombergは 「今年中」 としており、年末商戦に向けた需要を喚起するためのモデルと伝えていることから、発売時期は2021年後半になるとみられる。前述の有機ELディスプレイの本格生産が6月以降になる見通しであることから、少なくとも2021年前半に発売することはなさそうだ。
Nintendo Switchの新型モデルについては、任天堂の古川俊太郎社長が2021年3月期第3四半期決算説明会にて行われた質疑応答で、「(すぐに) 新型モデルを発表する予定はない」 と発言していたことから、直近で新型モデルが登場する可能性は否定されていた。
しかし、Nintendo Switchも登場から早くも5年目を迎える。販売台数は依然として好調だが、注目タイトルのリリースが少なくなってきていることから、新型モデルを投入することで販売を加速する狙いがあるものとみられる。
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