Appleは今年の終わりか来年のはじめ頃に、新しいHomePodを発売する計画があることがわかった。著名アナリストが、現地時間20日に伝えた。
この情報を伝えたのは、Appleの未発表製品の予測に関して定評のあるTF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏。Appleは2022年第4四半期〜2023年第1四半期に、新型HomePodを発売する計画と伝えた。
Apple would release a new version of HomePod in 4Q22-1Q23, and there may not be much innovation in hardware design. Smart speakers are undoubtedly one of the essential elements of the home ecosystem, but I think Apple is still figuring out how to succeed in this market.
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) May 20, 2022
同氏が伝える新型HomePodが、初代HomePodの後継モデルなのか、あるいはHomePod miniの次世代モデルなのかは不明だが、最も期待となるのは初代HomePodの後継機の登場だ。
HomePodシリーズは初代HomePodとHomePod miniの2製品がラインナップされていた。しかし、初代HomePodは売れ行きが良くなかったためか販売を終了し、いまのラインナップはHomePod miniだけ、無印HomePodのポジションは空席となっている。初代HomePodの音質がとても良かったこともあり後継モデルを期待する声もあるが、その期待とは裏腹に依然として後継モデルは登場していない。
”スマートスピーカーはホームエコシステムの重要な要素のひとつであることは間違いない” とKuo氏も指摘するとおり、Appleはスマートスピーカーに関して諦めているわけではなさそうだが、一方で、”Appleは依然としてスマートスピーカー市場で成功する方法を見出していない” ともKuo氏は指摘する。
また、Kuo氏は “新型HomePodにはハードウェアのデザインには新たな革新はないかもしれない” と伝えていることから、現行モデルからのハードウェア的な進化はあまり期待できないのかもしれない。