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米Sphere、ワシントンD.C.近郊に新「スフィア」建設へ。ラスベガスに続く全米2拠点目

米Sphere Entertainmentは1月18日、球状の没入型エンターテインメント施設「Sphere(スフィア)」をメリーランド州ナショナル・ハーバーに建設する計画を明らかにした。ラスベガスに続く全米2拠点目。州政府や地元企業と連携して進めるプロジェクトとなっている。

立地は首都ワシントンD.C.からほど近いベイエリア。観光やコンベンション需要の集まる地域で、新たな集客装置としての役割も担う。

今回のスフィアでは、本家のラスベガス版より規模を抑えた「スモールスケール」設計モデルが初めて採用される点が特徴だ。座席数は約6,000席で、18,600人収容できるラスベガスのスフィアに比べると確かにスケールは小さい。

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ミニサイズの「スフィア」がワシントンD.C.近郊に誕生へ

新施設の核となるのは、16K×16K解像度の巨大LEDディスプレイだ。視界全体を覆う構造で、従来の映画館やライブ会場とは異なる映像体験を目指す。音響には独自開発の「Sphere Immersive Sound」を導入する。

さらに、座席が振動するハプティック機構に加えて、風や香りといった4D演出も組み合わせる計画だ。映像を見るだけでなく、身体ごと体験に巻き込む設計思想がうかがえる。

ラスベガスのスフィア内部

外観には、ラスベガスのスフィアでも象徴的な存在となった球体LED「エクソスフィア(Exosphere)」を採用する。デジタルアートや広告を表示し、ナショナル・ハーバーの新たなランドマークになる可能性がある。Sphere Entertainmentのジェームズ・L・ドーランCEOは、同施設を「体験型メディアの新たな形」と位置づけ、将来的なネットワーク展開の一環だと説明している。

プロジェクトには、州や自治体、民間による約2億ドル規模のインセンティブが投入される見通しだ。州と郡にもたらされる経済効果は、年間10億ドルを超えると試算されている。

雇用面では、建設段階でおよそ2,500人、運営開始後には約4,750人の雇用創出を見込む。メリーランド州のウェス・ムーア知事は、本計画を「郡の歴史上、最大級の経済開発プロジェクト」と評価している。

ナショナル・ハーバーは年間1,500万人以上が訪れる観光地として知られる。スフィアの建設によって、観光やコンベンション、周辺の飲食業への波及効果も期待される。

なお、着工時期や開館日程は現時点では明らかにされていないが、州および郡との最終合意や各種承認手続きの完了を経て、正式に動き出すことになる。

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