新型ニンテンドースイッチの噂が最近になってあちこちのメディアから出てくるようになった。昨年10月と今年3月にWSJ、そして今年2月と4月には日経が報じたが、さらに本日、Bloombergも新型ニンテンドースイッチについて情報筋から入手した情報を公開している。
廉価版ニンテンドースイッチは今年6月末までに発売予定
Bloombergは、匿名であることを条件に2人の関係者から入手した情報として、新型ニンテンドースイッチに関する情報を公開した。
関係者の話によると、任天堂は少なくとも2種類の新型ニンテンドースイッチを開発中で、ひとつは現在のスイッチよりも価格が安い廉価モデル。そしてもうひとつは、現行のニンテンドースイッチのマイナーアップデートモデルとなっており、何かしらがやや改善されたモデルになるとのこと。
このうち、現行スイッチよりも安価なモデルは今年6月末までに発売する予定であると伝えた。
また、WSJが報じた高性能モデル(PS4 ProやXbox One Xほどの高性能なものにはならない) については開発が進んでいないとしており、任天堂が本当に高性能モデルを発売する計画があるのかどうかは分かっていない。
メディア | 新型モデルの特徴 | 発売時期 |
---|---|---|
WSJ | ビデオゲーム愛好家をターゲットにしたモデルとNintendo 3DSの後継のようなモデルの2機種 | 早くて2019年夏 |
日本経済新聞 | 小型廉価モデル | 2019年秋 |
Bloomberg | 廉価モデル 現行モデルのマイナーアップデート版 |
廉価モデル:2019年6月末まで マイナーアップデート版:不明 |
この新型モデルで、任天堂はニンテンドースイッチの販売にテコを入れる計画だ。スイッチは発売以降しばらくの間は好調をキープしていたものの、「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」 の発売以降はキータイトルの登場が鈍っていることもあり、2019年3月期の販売台数見通しを当初予測の2,000万台から1,700万台に引き下げている。夏商戦から年末商戦に向けてソフトの拡充をするとともに新型ハードの登場が期待されているが、その正体は広い層に受け入れられる安価モデルなのだろうか。今後の情報に注目だ。