今年後半に登場予定の次期iPhoneには、ナイロンを編み込んだ強靭なタイプのUSB-C to Lightningケーブルが同梱される可能性があることがわかった。現地時間15日、充电头网が伝えた。
iPhone 12には編み込みタイプのLightningケーブルが同梱?
充电头网は、「iPhone 12 (仮称)」 に同梱されるケーブルの写真を投稿した。写真を見たらお分かりいただけるようにUSB-C to Lightningケーブルとなっているだけでなく、ケーブル皮膜がこれまでのものと異なり “編み込みタイプ” になっていることが確認できる。
このケーブルが本物かどうかは現状では判断することはできないが、もし本物だとすれば、Appleは同梱するケーブルの被膜素材を変更しようとしている可能性が出てくる。
new lighting cable ~ https://t.co/KOlzQ0mwau
— 有没有搞措 (@L0vetodream) July 14, 2020
現在、iPhoneに同梱してくるLightningケーブルは、PVC(ポリ塩化ビニール)などで作られている。しかし同ケーブルは耐久性にやや難ありで、長く使用していると根元のあたりが破れて破損してしまうことがある。
それを防ぐのがこの編み込みタイプ。Ankerなどサードパーティのアクセサリメーカーが既に導入しているものになるが、Appleはこの破損を防ぐためにはじめて編み込みタイプのケーブルに変えようとしているのかもしれない。
また、Lightningコネクタの金属部分は、現在の金メッキ加工ではなく、ロジウムでメッキする仕様に変更することが確認できたとのこと。この変更理由については、現時点ではわかっていない。
ちなみにケーブルの長さは1.05mで現行のものとほぼ同じだが、ケーブルの太さは3.04mmでやや太くなるという。
ただしこの情報にはやや疑問もある。Appleは将来的にiPhoneから有線コネクタを廃止する計画と伝えられている。もしこの計画が事実であれば、Lightningコネクタがいずれ廃止されることになる。それにも関わらず、Appleが新しいLightningケーブルを開発しているのは一体なぜなのだろうか。強度の向上はユーザーとしては嬉しい限りだが、果たして。
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