
NECパーソナルコンピュータ(以下、NECPC)は2月3日、個人向けパソコンの2026年春モデルを発表した。新たに投入されるのは、16:10ディスプレイを採用した16型ノートPC「LAVIE N16」と、エルゴノミクス設計を取り入れた液晶一体型デスクトップ「LAVIE A27」「LAVIE A23」だ。
いずれのモデルも、Windowsの生成AI機能を呼び出す「Copilot」キーと、NEC独自のAIサポート機能を起動する「LAVIE AI Plus」キーを標準搭載しているのが特徴だ。
発売は「LAVIE N16」が2月5日、「LAVIE A27」「LAVIE A23」が2月12日を予定。店頭想定価格は、N16が18万7千円前後〜、A27が28万円前後〜、A23が24万2千円前後〜で、直販サイト「NEC Direct」では、Core i7-1360Pをはじめとした上位構成も選択可能だ。
買い替え需要と「安心して使えるPC」を軸に企画
今回発表された「LAVIE N16」「LAVIE A27」「LAVIE A23」は、Windows 10のサポート終了に伴う買い替え需要を強く意識して企画・開発されたモデルだ。NECPCによると、従来のPCからの移行にあたり、「大きな画面で、これまでと同じように使えるPC」を求める声が多かったという。
想定するメインターゲットは、同社の顧客層の中でも比較的年齢層が高めのユーザーだ。買い替え後も操作に迷わず使えることを重視し、光学ドライブやテンキーといった従来モデルで親しまれてきた機能を引き続き搭載している。メモリは16GB以上を標準とし、さらに将来的な負荷増加を見据えて増設可能な空きスロットを確保するなど、長く使い続けられる設計を意識した。
また、PCは「本格的な作業ができるデバイス」である一方、操作に不安を感じるユーザーも少なくないことから、サポート用途として2種類のAI機能を用意した。Windows標準の「Copilot」に加え、LAVIE固有の仕様や使い方に対応する独自の「LAVIE AI Plus」を搭載し、困ったときにすぐ相談できる存在として位置づけている。
液晶一体型デスクトップの「LAVIE A27」「LAVIE A23」では、生活スタイルやワークスタイルの変化も反映された。スタンドには上下調整機構を備え、目線に合わせたエルゴノミクス設計を採用。HDMI入力を備えることで、仕事用PCと接続して外部ディスプレイとして使うなど、テレワークを含む多様な利用シーンを想定した構成としている。
16:10ディスプレイを採用した主力ノート「LAVIE N16」
「LAVIE N16」は、従来の15.6型から16.0型へとディスプレイを拡大した主力ノートPCだ。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で、縦方向の表示領域が広い16:10のIPS液晶を採用する。文書作成やWeb閲覧など、日常的な作業での使い勝手を意識した仕様となっている。
画面サイズの拡大に合わせて筐体設計も見直された。表示面積を約1割広げつつ、本体の横幅は従来モデルから16mm縮小。解像度もフルHD比で約1.1倍、WXGA比では約2.2倍となり、情報量と視認性の両立を図った。
メモリはDDR5を16GB(上位モデルは32GB)標準搭載する。16GB構成でも空きスロットを1基残しており、購入後の増設にも対応する。プロセッサーはAMD Ryzen 7 7735U、または第13世代Intel Core i5-1335U/i3-1315Uから選択できる。
光学ドライブやテンキー、Wi-Fi 6E対応といった構成は引き続き搭載され、据え置き利用を前提とした「全部入り」構成を維持した。キーボードはタイピング音を抑えた静音設計とし、フルフラットなキーボード面を採用。画面を開くと手前側が持ち上がるドロップダウンヒンジにより、自然な入力姿勢を確保している。
バッテリー機能では「LAVIE ロングバッテリーモード」を搭載する。高負荷状態のまま放置されているアプリや、接続されたままのUSB機器などを検知し、駆動時間を延ばすための具体的な対処方法をユーザーに通知する仕組みだ。
設置性と周辺機能を磨いた一体型デスクトップ「LAVIE A27/A23」
液晶一体型デスクトップの「LAVIE A27」「LAVIE A23」は、それぞれ27型、23.8型のフルHD IPS液晶を搭載する。新設計のスタンドは約7cmの高さ調整と、-5度から15度までのチルトに対応し、視線や作業環境に合わせた細かな調整が可能だ。HDMI入力端子を備え、外部機器用ディスプレイとしても利用できる。
スピーカーには3W+3W構成のYAMAHAサウンドシステムを採用し、低音再生技術「FR-Port」により内蔵スピーカーながら臨場感のある音響をうたう。Web会議用途として、YAMAHAの音声処理機能を組み込んだFHD(1080p)Webカメラも搭載した。
付属のワイヤレスキーボードは、PC本体に加えてスマートフォンやタブレットなど最大2台のデバイスと接続できるマルチペアリング対応モデルだ。2.0mmのキーストロークと、指に沿うシリンドリカル形状のキートップを採用し、打鍵感にも配慮している。使用しないときはディスプレイ下に収納でき、省スペース性も高めた。
ソフトウェアでは、生成AIを活用したサポート機能「LAVIE AI Plus」を新たに導入。マニュアルやFAQを基に、PCの状態に応じた解決策を提示する。Officeソフトは、Microsoft 365 Personal(24カ月版)と、Office Home & Business 2024のいずれかを購入後に選択できる方式を採用した。
このほか、外観を一括で変更できる「LAVIE deco」や、診断機能を強化した「LAVIEサポート」など、日常利用を支えるソフトウェア群も刷新されている。
