
Natureは2月12日、同社スマートリモコン 「Nature Remo Lapis」 に、ローカルコントロール機能を実装したと発表した。
ローカルコントロールは、サーバーの障害時にも自宅内でエアコンの操作を可能にする機能。スマートフォンとNature Remoを同じWi-Fiネットワークに接続することで利用できる。
Natureのスマートリモコンは、自宅Wi-Fiネットワークを介してNatureのサーバーとデータをやり取りすることで動作している。そのため、一部機能はNatureのサーバーの稼働状況に依存している部分があり、昨年7月には大きな障害が発生し、連携しているIoT製品等が遠隔で動作できなくなっていた。
Natureはこうした障害時における不便を解消するため、サーバーと接続できない状況に陥ったとしても自宅のローカル環境だけでエアコンを動作させられる機能を開発した。それが今回のローカルコントロールだ。
ローカルコントロール機能では、以下のコントロールが可能だ。
- 電源ON/OFF
- 温度調節
- 運転モード選択
- 風量/風向調節
利用するには、「Nature Home」 アプリをver50.1.1以上にアップデートした上で、対象のNature Remo Lapisのソフトウェアをver 2.0.0以上へアップデートする必要がある。また、エアコンのリモコンデータをアプリに登録しておくことが前提となる。
操作はスマートフォンからのみ可能で、スマートスピーカーからの操作や、Nature Homeアプリのシーン・オートメーションを利用した操作は不可とのこと。
本機能は、まずは 「Nature Remo Lapis」 が対応し、2025年3月末までに 「Nature Remo 3」 「Nature Remo mini 2 / Premium」 が対応予定。なお、「Nature Remo 3」 「Nature Remo mini 2 / Premium」 に関しては、エアコンの電源ON/OFF、モード選択の操作可能になる予定だ。
(画像提供:Nature株式会社)