マイナンバーカードのiPhoneへの搭載は、早くて2024年以降になることがわかった。21日、ANNが独自情報として伝えた。
マイナンバーカードのスマートフォン搭載については、カードの普及を高めるため政府が積極的に推進している。Androidへの搭載は2023年5月11日を予定しているのに対して、iPhoneへの搭載については未定となっていた。
ANNによると、複数の政府関係者は 「技術的な課題がある」 とし、iPhoneへの搭載が2024年以降になる見通しであるという。
今月中旬にティム・クックCEOが来日した際、岸田総理大臣はクックCEOと面会。その際に、マイナンバーカードをiPhoneに搭載できるよう対応を要請していた。
マイナンバーカードの申請率は今月18日時点で63.7%に達しているが、政府としてはさらに普及を高めたい考え。
マイナンバーカードを取得することで貰える2万円分のマイナポイントが好評で申請者が増えており、各市町村の窓口は対応に追われている。発行に遅れが出ていることを鑑みて総務省はマイナポイントの付与対象となる期限を2022年12月末から2023年2月末に延長している。