
日本のBTO(受注生産)パソコン市場で異例の事態が起きている。マウスコンピューターは12月23日、公式サイトおよびダイレクトショップにおける全パソコン製品の販売を一時停止した。停止期間は2026年1月4日までで、販売再開は1月5日以降、順次行われる予定だ。
対象となったのは、一般向けの「mouse」、ゲーミング向けの「NEXTGEAR」「G-TUNE」、クリエイター向けの「DAIV」といった主要ブランドすべて。公式Webサイトだけでなく、実店舗であるダイレクトショップでもPC本体の販売・受注は行われていない。
店舗自体は12月31日まで営業するが、PCの購入や注文はできず、周辺機器販売やサポート対応に限られる。
パーツ不足と値上げ前需要が引き金に
同社は販売停止の理由について、「想定を大きく上回る注文により出荷遅延が発生しているため」と説明している。年末商戦による需要増に加え、製造・出荷体制がひっ迫していることが背景にある。
さらに、11月以降はAIデータセンター向け需要の拡大により、メモリやSSDなど主要パーツの価格が上昇し、調達が不安定な状況が続いている。BTOメーカーは注文ごとに組み立てるため、パーツ供給の影響を直接受けやすい。
なお、マウスコンピューターは2026年1月以降の価格改定(値上げ)を予告している。値上げ前に購入しようとするユーザーの駆け込み需要が集中し、12月16日時点では「一部製品」に限られていた販売停止が、23日には主要全ブランドに拡大したかたちだ。
関連リンク
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(画像:マウスコンピューター)


