マウスコンピューター、Mouse M2向け専用ドックを展開。据え置きゲーム機風に「GeForce NOW」楽しめる新たなゲーム体験【TGS2026】

マウスコンピューターは、「東京ゲームショウ2026(以下、TGS2026)」の同社ブースで実施した新製品発表イベントで、タブレットPC「Mouse M2」向けの専用ドッキングステーションを参考展示した。現在は試作・開発段階にあり、製品化に向けてTGS2026の会場で来場者から意見を集めている。

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現在開発中の「Mouse M2」専用ドッキングステーションがお披露目

今回発表されたドッキングステーションは、「Mouse M2」を外出先ではタブレットとして、自宅ではテレビに接続した据え置き型ゲーム機のように使うための周辺機器として企画されたものだ。

背景にあるのは、クラウドゲーミングの普及だ。マウスコンピューターは、今後のゲーミング環境について、CPUなど端末側の性能だけに頼らず、クラウド上の高性能なGPUを使ってゲームを楽しむスタイルも広がると見ている。そこで同社のタブレットPC「Mouse M2」と、NVIDIAのクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」を組み合わせ、新しいゲームの遊び方を提案する。

Mouse M2は持ち運びやすいタブレットPCで、外出先では本体だけでゲームを楽しめる。自宅に戻ったら専用ドッキングステーションに接続し、テレビやモニターに画面を映し出す。コントローラーやキーボード、マウスなども接続できるため、リビングで据え置き型ゲーム機のように使える。

ドッキングステーションと「Mouse M2」は、USB Type-Cケーブル1本で接続する。前面にはUSB Type-Aポートを搭載し、コントローラーやキーボード、マウスなどのゲーミングデバイスを接続できる。

製品について説明するマウスコンピューター プロダクトマネージャーの林田奈美氏

背面にはHDMI出力端子と有線LANポートを用意する。HDMIでテレビやモニターへ映像を出力し、有線LANを使えば安定した通信環境を確保できる。クラウドゲーミングではネットワーク環境がゲーム体験に直結するため、自宅では有線LANを使ってプレイできる設計とした。

GeForce NOWとの連携も、このドックの重要なポイントだ。GeForce NOWでは、ゲームの処理をクラウド上のGeForce RTX環境で行うため、端末側に高性能なGPUを搭載していなくてもPCゲームをプレイできる。対応タイトルは4,500本以上に及ぶ。

ただし、現時点ではまだ製品化前のコンセプト展示だ。デザインや最終的な仕様も固まっておらず、TGS2026の会場では実際の試作機を展示している。来場者に見てもらうだけでなく、実際に触れてもらったうえで感想や意見を集め、今後の製品開発や仕様決定に反映する方針だ。

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NVIDIAも「新しいプレイスタイル」と評価

NVIDIA テクニカルマーケティングマネージャーの澤井理紀氏

発表イベントには、NVIDIA テクニカルマーケティングマネージャーの澤井理紀氏も登壇した。

澤井氏は今回の提案について「非常に面白い」と評価。GeForce NOWと組み合わせることで、外出先ではタブレットとして手軽にゲームをプレイし、自宅に戻れば大画面テレビやキーボード、マウス、有線LANを接続して本格的にゲームを楽しめる点を挙げ、「多様なゲームスタイルをサポートでき、非常に柔軟で自由度の高い製品だ」とコメントしている。

マウスコンピューターとNVIDIAの協業は長く、マウスコンピューターが2004年にゲーミングブランド「G-Tune」(現在は「G TUNE」)を立ち上げた当初から続いている。現在ではG TUNEに加え、クリエイター向けの「DAIV」、ワークステーション「MousePro」など、幅広い製品でNVIDIAの技術を採用している。

澤井氏は、これまでの協業に加えて、クラウドゲーミングという新しい領域で両社が取り組めることを「本当に嬉しく思う」とし、今後も協力してユーザーに新しい体験を提供していきたいと語った。

マウスコンピューターの軣秀樹社長

マウスコンピューターの軣秀樹社長も、端末のCPUやGPU性能だけに依存しないゲーミングスタイルが今後広がるとの見方を示した。クラウドゲーミングを活用した新しい可能性にいち早く挑戦し、2004年のG-Tune立ち上げから続くNVIDIAとの協力関係も生かしながら、日本のゲーミング市場やeスポーツをさらに盛り上げていきたいとしている。

Mouse M2専用ドッキングステーションは、まだ参考展示の段階で、発売時期や価格などは明らかにされていない。TGSで寄せられるユーザーの反応を踏まえ、今後の製品仕様を固めていくことになる。

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