DAIV、ブランド創業時以来のシャーシリニューアル。新モデル2機種 「DD-I9G90」 「DD-I7N60」を本日発売

マウスコンピューターは、クリエイター向けパソコンブランド 「DAIV」 より販売しているデスクトップモデルのシャーシのリニューアルを発表。新しいシャーシを採用した新型モデルを本日1月18日(水)午前11時より販売する。

新たに投入される新型モデルは、「DD-I9G90」 と 「DD-I7N60」 の2機種。どちらも 「DAIV」 のデスクトップPCのフラグシップモデルとなり、価格は679,800円(税込)と999,900円(税込)。両製品ともに2023年1月18日に発売となる。

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DAIV 「DD-I7N60」
DAIV 「DD-I9G90」

今回発表された新しいシャーシは、2016年にDAIVブランドが創業されて以来のリニューアルとなる。

従来まで 「DAIV」 ブランドのデスクトップに用いられてきたシャーシは、クリエイターの声を取り入れた使いやすいデザインを採用し、当時必要な拡張性を備えていた。

しかし、近年、ハイエンドPCに求められるパーツは発熱量が大きくなるとともにサイズが大型化しており、従来シャーシでは搭載できない部品があるなどの課題を抱えていた。

そこで、クリエイターの声を取り入れ、使いやすさを重視するというコンセプトはそのままに、最新の部品などを搭載できるように改良を加えたのが今回発表された新シャーシだ。

新しいシャーシは、コロナ禍によるテレワークの普及に伴い、自宅で作業するユーザーが増えたことから、生活の場に圧迫感を感じさせないデザインを取り入れた。

従来まで好評だった背面ケーブルの抜き差しに便利なハンドルと、本体の移動に便利なキャスターといった特徴的な機能は踏襲しつつ、ハンドルは重量に耐えられるように強度を高めたほか、手に持ったときに滑りにくいよう、ラバーグリップを採用した。

デザインは、ハンドル部分からトップカバーにかけて、フロントパネル上部で2つの曲面が重なるようなデザインを採用し、黒を基調としたシックな印象のカラーリングに。曲線による柔らかな印象と、シャープな印象の両方を兼ね揃えたデザインになった。

新シャーシはマグネット脱着式のダストフィルターを2カ所に採用したことで、内部の清掃がしやすい作りに。フィルターはつまみを手前に倒すだけで簡単に取り外し可能で、フィルター自体を水洗いすることもできる。

本体を床に配置した際にアクセスしやすいよう、電源ボタンとUSBコネクタはトップカバー部分に設置されている。搭載コネクタは、USB-Cが1ポート、USB-Aが2ポートと、3.5mmヘッドホンジャックだ。

USBコネクタ部分は、使用しないときにホコリが入らないよう、スライド式のカバーが設けられている。カバーを閉じた状態でも電源ボタンにはアクセスできるため、USBコネクタを使わない場合にはカバーを閉じたままで使い続けることが可能だ。

BTOで光学ドライブを選択した場合には、ディスクの出し入れがしやすい前面部分にドライブが搭載される。光学ドライブを選択しない場合には、ドライブ部分に開閉ボタンを押しても反応しないダミーが入る仕様であるとのことだ。

シャーシ内部は、ストレージベイを設けないことで内部空間を最大化しており、最新の大型グラフィックスカードやE-ATXマザーボードを搭載可能。大型グラフィックスカードを支えるサポートバーも標準装備している。グラフィックスカードは将来的に最大2基搭載できるスペースを確保している。

内部空間の拡張により、シャーシサイズは大きくなっているものの、従来シャーシと比較して、幅は約30mm、奥行きは約20mm、高さは約115mmのサイズアップにとどめたという。このサイズ感は、日本のオフィスデスク規格に多い、高さ約720mmの机の下にも余裕をもって配置できるサイズであるという。

エアフローについては、3カ所から排気する仕様になっていて、電源ユニットの熱がシャーシ内部に流れないよう、専用の吸気・排気口を備えたチャンバーに格納した。

12cm空冷ファンの搭載数は従来の2基から6基に増加。搭載場所はフロントに3基、後ろに1基、トップに2基搭載される (1つはラジエーターに搭載) 。

水冷で冷却する場合には、240mm水冷ラジエーターを最大2基同時に搭載できる。2023年1月18日時点ではCPUの水冷ユニットのみが選択可能で、グラフィックスカード向けの水冷ユニットは順次追加予定であるとのことだ。

上記シャーシを採用した製品として、まずは 「DD-I9G90」 と 「DD-I7N60」 の2機種が投入される。

「DD-I9G90」 は、Windows 11 Home 64ビットをOSとし、Intelの第13世代Coreプロセッサ 「Core i9-13900KF」、NVIDIA RTX 4090を採用したモデル。価格は679,800円(税込)。

メモリは32GB x2の計64GB (DDR5-4400 / DIMM)、ストレージはNVMe Gen4 x4の2TB構成。電源には、1200W出力で80PLUS Platinum認証済みのものを搭載する。

メモリスロットは4つ搭載されており、合計最大128GBの搭載をサポートする。拡張ストレージベイは3.5/2.5インチ併用のシャドウベイ×2(空き2)。

拡張スロットは、PCI Express ×16 x2 (空きベイは1、上から 3 番目のスロットは×4動作)、PCI Express ×1 x3 (空きベイは2つ)で、PCI Express ×16は5.0に対応しており、今後登場するPCI Express 5.0対応のグラフィックスカードと組み合わせることが可能だ。

「DD-I7N60」 は、Windows 11 Home 64ビットをOSとし、Intelの第13世代Coreプロセッサ 「Core i7-13700KF」、NVIDIA RTX A6000を採用したモデル。メモリはDDR5/32GB x2の計64GB、ストレージはNVMe Gen4 x4の2TB構成。電源には、1000W出力で80PLUS Platinum認証済みのものを搭載する。価格は999,900円(税込)。

マウスコンピューター公式サイトをはじめ、電話通販窓口やマウスコンピューター各ダイレクトショップ、G-Tune : Garage 大阪および法人営業窓口にて販売する。

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(画像提供:マウスコンピューター)

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