年の離れた家族と一緒に暮らしている場合、「テレビの音量」 に関する悩みを抱えている人は意外と多い。
自分にはちょうど良い音量なはずなのに、家族に 「全然聞こえない」 と言われて音量をぐーんと上げられてしまったり。逆に、他の家族はそのままの音量でテレビを楽しめているのに、自分だけ内容が聞き取れなくて、家族と一緒にテレビを見る時間が苦痛に感じてしまったり。
筆者も小さい頃に祖父母と一緒に暮らしていた経験があり、リビングのテレビがいつも耐え難い爆音であったため、テレビを見るときは2階の別の部屋で両親や兄弟と見ることが多かった記憶がある。
しかし、そんな悩みを解消してくれる画期的なテレビ用スピーカーがある。株式会社サウンドファンが販売する 「ミライスピーカー」 シリーズだ。特許技術 「曲面サウンド」 により、聞こえに悩みを抱えている人も音量を上げることなく音が聞き取りやすくなり、耳の遠い人もそうでない人も、同じ空間でストレスなくテレビが楽しめるスピーカーとして話題だ。
今回、サウンドファンからエントリーモデルの 「ミライスピーカー・ミニ」 と、ステレオアンプを内蔵した 「ミライスピーカー・ステレオ」 の実機をお借りし、実際に音がどのように聞こえるのか、体験してみることができた。
音量そのままで声がくっきり聞こえる 「ミライスピーカー」 を試してみた
「ミライスピーカー」 シリーズは、テレビにつなぐだけで、テレビの音量を変えることなく、音声の聞こえづらさを改善してくれる魔法のようなスピーカーだ。
なぜ音量を変えずに音の聞こえ方が変わるのか。それは内蔵している振動板の形状に秘密がある。一般的なスピーカーは円すい形の振動板を採用しているのに対し、「ミライスピーカー」 は平板を湾曲させた独自形状の振動板を採用。この湾曲した振動板から発せられる 「曲面サウンド」 が広く遠くまでハッキリとした音声を届けてくれるというわけだ。
この独自形状の振動板は 「ミライスピーカー・ミニ」 「ミライスピーカー・ステレオ」 の両方に採用されていて、それぞれ 「ミライスピーカー・ミニ」 には1つ、「ミライスピーカー・ステレオ」 には左右に1つずつ、合計2つの振動板が搭載されている。
振動板の数からもわかると思うが、両モデルの違いはモノラルかステレオか。音声の聞こえやすさはどちらも同じくらいだが、「ミライスピーカー・ステレオ」 の方が音に臨場感があり、より迫力のある音で映画や音楽を楽しめる。
テレビとの接続には3.5mmステレオミニプラグを使用する。「ミライスピーカー・ステレオ」 は光デジタル入力にも対応しており、どちらか好きな方式でテレビと接続できる。
主に高齢の方が使うスピーカーということで、操作できる部分は電源ボタンと音量調節用のダイヤルだけと極力シンプルに作られている。間違ってどこかのボタンを触ってしまい、気づかないうちに設定が変わってしまうということは起こりにくい。
「ミライスピーカー・ステレオ」 には、リモコンも付属する。リモコンも電源ボタンと音量アップ・ダウンのみとシンプルで、程よい厚みがあることで、どんな人でも握りやすく、使いやすい。
実際に40型のテレビの横に 「ミライスピーカー・ミニ」 と 「ミライスピーカー・ステレオ」 を設置してみた。
「ミライスピーカー・ミニ」 はテレビの隣にちょこんと本体が置かれるイメージで、テレビの回りにほとんどスペースがないケースでも設置できる。デザインもシンプルでインテリアに馴染みやすいため、多くのご家庭で違和感なく置くことができそうだ。
「ミライスピーカー・ステレオ」 の場合は、サウンドバータイプの製品ということで、テレビの下やテレビ台の中に設置する。テレビのスタンドが低い場合は、「ミライスピーカー・ステレオ」 が画面の前に来てしまい、少し見づらくなってしまうかもしれない。その場合は 「ミライスピーカー・ミニ」 を選ぶか、テレビ台を新調する必要がありそうだ。
設置が完了したら、さっそく 「曲面サウンド」 の実力をチェック。まずはニュース番組で試してみたところ、アナウンサーの声が明らかに強調されて、内容が聞き取りやすくなっていた。番組内では、女性と男性の2人のアナウンサーが交互にニュースを読み上げていたのだが、どちらか一方だけが聞きやすいということはなく、女性の声も男性の声も同じくらいの聞き取りやすさだった。
次はドラマを視聴。ドラマは人の声だけでなく、BGMや効果音なども混じり合うため、人によってはBGMや効果音が邪魔をして登場人物のセリフがうまく聞き取れないという人もいるようだが、「ミライスピーカー」 はどちらかというと人の声の周波数帯に特化したスピーカーということもあり、BGMや効果音は控えめになり、セリフが強調されているように聞こえた。
ただし、健聴者である筆者からすれば、ニュース番組ではあまり違和感は感じなかったものの、ドラマでは主にセリフが強調されることで、シーンによってはセリフだけが分離して聞こえるような印象になってしまい、少し違和感を感じることはあった。
もしこれが気になるようであれば、「ミライスピーカー・ステレオ」 を購入するのがおすすめだ。登場人物のセリフはもちろん強調しつつ、BGMや効果音が 「ミライスピーカー・ミニ」 よりも増幅されるため、リッチな音でドラマを楽しめる。
「ミライスピーカー・ミニ」 と 「ミライスピーカー・ステレオ」 のどちらを購入すれば良いかは、よく視聴する番組が何の番組なのかによって変わってくるとは思う。たとえば筆者の家族を例に出すなら、祖父はニュース番組と歌番組 (歌謡曲) が好きで、祖母は時代劇が好き。父親は釣り番組と映画が好きで、母親と兄弟たちはドラマやバラエティ、アニメが好き。
この家族がリビングのテレビを共有して使うとすると、歌番組や時代劇、映画、ドラマなど、人の声以外の音も重要な番組を見る人が多いことから、「ミライスピーカー・ステレオ」 の方がピッタリの可能性が高そうだ。
家族円満にテレビが見れる 「ミライスピーカー」 。両親や祖父母へのプレゼントにいかが?
サウンドファンが実施した 「親子の同居で発生する生活音の困りごと」 に関する調査によると、子どもと同居生活を送る50歳以上の方に、生活音に関して子どもから何か注意されたことはあるか聞いたところ、「ある」 と 「ない」 がほぼ半数ずつという結果になったという。
これに対し、親と同居している人に対し、「親の生活音に困っているか」 という質問に対して 「困っている」 と回答した人の割合は63.5%。具体的な困りごとの内容としては 「テレビの音が大きい」 という回答が71.9%と最も多いという結果になった。
この結果から、親に対してテレビの音を下げてほしいと感じている人が多いにも関わらず、気を使って親を注意できていない状況や、その状況に親が気づききれていないという傾向があることが分かった。さらに、その状況に対して何らかの対策をしているかという質問に対しては、「何も対策をしていない」 と回答する人が71.9%いたという。
筆者の実家でも、祖父母がリビングのテレビの音量を上げてしまうと何の対策もできないことから、祖父母とは別の部屋でテレビを見るという、ある意味問題から目を逸らすような解決方法を取っていたわけだが、タイミングによっては同じ番組を見ていることもあるのに、一緒にテレビを楽しめないのはちょっぴり寂しい話だ。
「ミライスピーカー」 シリーズを導入すれば、テレビの音量を上げなくても音が聞こえやすくなることから、家族みんなで同じテレビで番組を楽しむこともできるようになる。そこから新たに生まれるコミュニケーションもあるはずかもしれない。
「ミライスピーカー」 シリーズは、エントリーモデルの 「ミライスピーカー・ミニ」 が19,800円、ステレオアンプ内蔵の 「ミライスピーカー・ステレオ」 が39,600円で販売中だ (どちらも税込) 。
6月16日(日)23時59分までは、公式オンラインストアで製品を購入すると返金保証の60日間が100日間に延長される 「父の日キャンペーン」 が実施中。本当に聞こえが良くなるのか不安な方、自分に合うのか心配な方も、まずは試しに購入して使ってみてはどうだろうか。
関連リンク:【ミライスピーカー公式】TVの音量上げずに、言葉くっきり – 【株式会社SoundFun(サウンドファン)】