『Microsoft Flight Simulator 2024』PS5に登場、12月8日発売。PSVR 2対応も実現へ

40年以上にわたりフライトシミュレーターの代名詞であり続けた「Microsoft Flight Simulator」シリーズが、ついにPlayStationにやってくる。

最新作『Microsoft Flight Simulator 2024』が12月8日、PS5とPS5 Pro向けに発売される。これまでPCとXboxで展開されてきた同シリーズがPlayStationに登場するのは初めてだ。

また、同時にPSVR 2対応に向けた開発も進行中であることが明らかにされた。

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DualSense対応、VRはフル機能を2026年に無料提供

『Microsoft Flight Simulator 2024』がPlayStation 5に登場する。本作はすでに2024年11月にPCとXbox向けに発売され、多彩なシナリオや定期的なアップデートを通じて進化を続けてきた。

PS5版では125機以上の航空機を収録し、軽量機から旅客機、軍用輸送機、戦闘機、気球、eVTOLまで幅広いラインナップを備える。プレイヤーは40,000以上の空港や滑走路、60,000以上のヘリポートで自由に離着陸することができる。

新たに導入されたキャリアシステムでは、新人パイロットとして訓練を積み、消防活動、捜索救助、農業支援、空中建設など、現実さながらのミッションに挑戦できる。従来の「着陸チャレンジ」や「ブッシュトリップ」に加え、新設の「チャレンジリーグ」では他プレイヤーとの競争も可能だ。

一方で観光志向のプレイヤーには、世界の名所を巡るフライトや野生動物探索といったリラックスした体験が用意されている。さらにPS5版では、アメリカ初の民間用超音速ジェット「Boom Supersonic XB-1」で音速突破を味わうこともできる。

PS5版はDualSenseコントローラーに最適化されており、アダプティブトリガーで機体の挙動を指先に伝え、航空交通管制からの通信はコントローラースピーカーから再生される。ジャイロ操作やライトバー、タッチパッドも活用し、没入感を高めている。

さらに、PSVR 2によるフルVR対応も計画されており、Asobo Studioによれば2026年に無料アップデートとして提供される予定だ。

発売後も「World Update」や「Sim Update」といった無料アップデートが継続され、マーケットプレイスではサードパーティによる最新の航空機や空港が追加される。事前予約者には「ノースロップ T-38A タロン」が特典として付与され、上位エディション購入者は12月3日から早期アクセスが可能となる。さらにPS5版を対象としたβテストも実施され、希望者は事前登録によって先行体験に参加できる。

Xbox専用タイトルとしてスタートした本作がPS5に拡大展開されることは、Microsoftが進めるマルチプラットフォーム戦略の象徴的なシーンといえるだろう。

(画像:ソニー・インタラクティブエンタテインメント/Microsoft)

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