｢Meta Quest 3｣ 10月10日に発売決定。価格は74,800円から、本日より予約開始

現地時間9月27日、Metaは新型VRヘッドセット ｢Meta Quest 3｣ を10月10日に発売すると発表した。価格は128GBモデルが74,800円(税込)、512GBモデルは96,800円(税込)。発売に先駆けて、本日より予約受付を開始する。

新型VRヘッドセット ｢Meta Quest 3｣

｢Meta Quest 3｣ は、先代モデルの ｢Meta Quest 2｣ と同様にスタンドアローン型のVRヘッドセット。上位モデルとして販売されている ｢Meta Quest Pro｣ に搭載されている一部機能を安価に手に入れることができる普及モデルとなっており、言い換えれば最先端のVR／MRの両方を1台のデバイスで体験できる、Meta初のコンシューマー向けデバイスとなっている。

｢Meta Quest 3｣ には、これまでよりも高い解像度のディスプレイを採用するほか、パンケーキレンズを搭載したことで ｢Meta Quest 2｣ から40%の薄型化が図られる。さらに、Qualcommと共同開発した次世代SnapDragonチップセットをはじめて搭載することで、さらなる高画素数描写を実現している。

本体サイズは160×184×98mm、重量は515g。重さは先代モデルからほとんど変わっていないものの、ヘッドセットのスリム化に加えて、ヘッドセットを頭で支えるストラップの形状がY字型になったことで頭部にかかる重量バランスを分散させ、装着感を向上させている。

画面は、片眼2064×2208ドットの2つのディスプレイを搭載し、先代の ｢Meta Quest 2｣ から約3割向上している。視野角は水平110°、垂直96°。リフレッシュレートは当初90Hzでリリースされるが、今後のアップデートで120Hzまで引き上げられる予定。無段階のIPD調整機能 (53mm～75mm) にも対応する。

内蔵するSoCは、XRデバイス向けのSnapdragon XR2 Gen 2。先代の ｢Meta Quest 2｣ からグラフィック性能は2倍になっている。メモリ容量は8GB。

6DoFのインサイドアウトのトラッキングに対応。また、2つの4メガピクセルRGBカラーカメラを搭載することで、先代の ｢Meta Quest 2｣ と比較して10倍以上の画素数をもつカラーパススルーが利用可能に。また、深度センサーは装着者の周囲にある物を検知可能で、ガーディアンの設定もほぼ自動で行ってくれる。

Touch Plusコントローラーも、人間工学に基づき、より簡素化された形状へと刷新された。さらに、TruTouchハプティクスにも対応しており、よりリアルな触覚フィードバックが味わえるように。

さらに、セルフトラッキング方式のMeta Quest Touch Proコントローラーにアップグレードすることで、ワンランク上の体験が可能。自分自身の手だけでバーチャルオブジェクトを操作できるダイレクトタッチを使えば、コントローラーがなくても操作ができる。

｢Meta Quest 3｣ は、500以上のVRゲームやアプリ、｢Meta Quest 3｣ のコンテンツカタログと後方互換性があるとのことだ。有線、無線のPCVRにも対応する。

通信はWi-Fi 6Eをサポートするほか、Bluetooth 5.2をサポートする。

｢Meta Quest 3｣ には購入者特典が付いており、人気VRゲームの続編『Asgard’s Wrath 2』(5,990円相当、2023年冬に提供開始予定) を無料でもらうことができる。また、512GBモデル購入者は、サブスクリプションサービス ｢Meta Quest+｣ が6ヶ月利用できる特典 (13,190円相当) もついてくる。

国内の発売日は2023年10月10日を予定。価格は128GBモデルが74,800円、512GBモデルは96,800円 (いずれも税込) 。発売に先駆けて、本日より予約受付を開始している。

(画像：Meta)