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Meta Quest版Microsoft Office/Teamsが発表。Windows 365でWindows 10/11のストリーミングも可能に

現地時間10月11日、米MetaはVR/AR開発者向けカンファレンス 「Meta Connect」 を開催。基調講演のなかで、新型VRヘッドセット 「Meta Quest Pro」 を発表した。

同発表にあわせて米MicrosoftのCEOサティア・ナデラ氏が登壇。「Meta Quest 2」 「Meta Quest Pro」 向けに、Microsoftのソフトウェアを提供すると発表した。

「Meta Quest」 シリーズ向けに提供されるソフトウェアは以下。具体的な提供日は未定だが、2023年内のリリースを予定している。

  • Microsoft Teams for Meta Quest
  • Microsoft Windows 365 for Meta Quest (Meta Quest 2/Meta Quest ProでWindows 10/11のデスクトップストリーミングが利用可能に)
  • Microsoft 365 for Meta Quest (Sharepoint、Word、Excel、PowerPoint、Outlookなど提供)
  • Microsoft TeamsとWorkroomsの統合 (WorkroomsからMicrosoft Teamsでミーティング可能に)
  • Microsoft Intune and Azure Active Directory for Meta Quest (Meta Quest for Businessサブスクリプションバンドルに付属)

Meta QuestとMicrosoftのサービスで最も相性が良さそうなのは、Microsoft Teams。オンライン会議ツールであるTeamsをメタバース空間で利用できるようになれば、より生産性の高い会議ができるようになるかもしれない。また、「Meta Quest Pro」 は、装着者の表情や顔の動きをリアルタイムでトラッキングできるため、遠く離れていても対面で話をしているかのように会議できる。

Windows 365は、Microsoft Azure上に展開されるクラウドPCサービス。インターネット環境さえあればいつでもどんなところでも、クラウド上に設置したクラウドPCにアクセスし作業ができる。旅行中でも出張中でも、ヘッドセットを被れば常にいつもの環境で集中して作業できるだろう。

同ヘッドセットは、ハイエンドVRユーザーはもちろん、エンタープライズ(企業)も意識したデバイスであるとMetaは説明する。Microsoftとの提携で、ビジネスシーンでの利用もより現実的なものになっていく可能性がある。価格は1,500ドル、日本では226,800円(税込)~とかなり高価だが、同デバイスを魅力に感じて、実際のビジネスの環境として導入する企業も出てくるかもしれない。

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(画像:Meta)