
現地時間4月22日、米Metaはモバイル向け動画編集アプリ「Edits」をリリースした。対応プラットフォームは、iOS / Android。アプリの価格は無料。
Meta、モバイル向け動画編集アプリ「Edits」をリリース
「Edits」は、クリエイターがスマートフォンから直接Instagram Reelsを含む高品質なコンテンツを制作できるよう設計された、スマートフォン向け動画編集アプリ。
フレーム単位の正確なタイムライン、クリップレベルの編集、グリーンスクリーン効果、カスタマイズ可能なトランジションなどの機能を備える。また、静止画像を動画に変換するAIアニメーション機能や、被写体を自動で切り抜く「Cutouts」など、AIを活用したツールも搭載されている。
「Edits」 で制作した動画は、InstagramやFacebookに直接共有できるほか、ウォーターマークなしで他のプラットフォームにもエクスポート可能。さらに、リアルタイム分析機能でスキップ率などの指標を把握し、コンテンツのパフォーマンスを向上させるためのインサイトを得ることができる。
Metaは 「Edits」 の開発においてクリエイターとの密接な協力を行い、彼らからのフィードバックを取り入れて各機能とUXを調整したことで、クリエイターのニーズに応えるアプリとなっているという。
また、今後は以下の機能を実装予定だ。
- モーションキーフレーム:動画のタイミングや動きを精密に調整可能
- AIによるエフェクト:動画の外観や雰囲気を迅速に変更
- コラボレーションツール:他のクリエイターやブランドと簡単にドラフトを共有し、フィードバックを得る機能
- フォント、テキストアニメーション、トランジション、音声エフェクト、フィルター、音楽オプションの追加
Metaは、TikTokのCapCutやAdobeのPremiere Rush、InShotなど複数の有力プラットフォーマーが存在する競争の激しい市場に参入することになるが、MetaはInstagramやFacebookといった自社サービスとのシームレスな統合を提供することで、自社のエコシステムにユーザーを引き込む狙いがある。
また、動画のエキスポートについては 「CapCut」 ではウォーターマークを削除するのにPro版へのアップグレードが必要であるのに対して 「Edits」 では最初からウォーターマークなしで動画をエクスポートできるなど、優位性のある機能を提供することでユーザーを獲得したい考えのようだ。
▼ 「Edits」 を各ストアでダウンロードする
(画像:Meta)