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Mac Studioのベンチマークスコアまとめ。M1、M1 Pro、M1 Max、M1 Ultraと比較

Appleは今月18日から、プロユーザー向けモデル 「Mac Studio」 を発売する。

本製品には、M1チップやM1 Pro/M1 Maxチップを凌駕するM1 Ultraチップが搭載される (M1 Max搭載モデルもあり) 予定だが、同チップの各種ベンチマークスコアが発売前に明らかになっているので、同記事ではそれらの詳細についてまとめてお伝えする。

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CPU性能について

まずは、CPU性能について。M1チップにネイティブ対応済みの 「Geekbench 5」 で計測した、Mac Studioのベンチマークスコアが公開されている。

シングルコアスコア・マルチコアスコアは以下のとおり。比較対象としてM1チップを搭載したMacBook Air、MacBook Pro、Mac mini、iMac、M1 Pro/M1 Maxチップを搭載した14/16インチMacBook Proのベンチマークスコアも掲載しておく。

CPU性能
端末名 チップ コア数 シングルコアスコア マルチコアスコア
MacBook Air M1 8コア 1705 7220
MacBook Pro (13インチ) M1 8コア 1743 7577
Mac mini M1 8コア 1754 7693
24インチiMac M1 8コア 1714 7255
MacBook Pro (14インチ) M1 Pro 8コア 1762 9023
M1 Pro 10コア 1765 12505
M1 Max 10コア 1780 12732
MacBook Pro (16インチ) M1 Pro 10コア 1747 12502
M1 Max 10コア 1782 12789
Mac Studio M1 Max 10コア
M1 Ultra 20コア 1793 24055

注目すべきはマルチコアスコアの高さ。シングルコアスコアはM1チップシリーズほぼ横並びの数字となっているが、上位のチップになるにつれてコア数が大きくなり、スコアもそれに比例するように伸びている。Mac Studioに搭載される20こあのM1 Ultraのマルチコアスコアは、10コアのM1 Maxチップの約2倍程度。非常に高い性能を持っていることが確認できる。

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GPU性能について

次はグラフィック性能について。Mac Studioに搭載されたM1 Ultraチップは最上位構成のプロセッサということもあって、GPU性能は非常に高くなっている。

GPU性能
端末名 チップ コア数 Open CL METAL
MacBook Air M1 7コア 15989 19223
M1 8コア 16925 19755
MacBook Pro (13インチ) M1 8コア 18622 21452
Mac mini M1 8コア 18775 21687
iMac (24インチ) M1 7コア
M1 8コア 21332 19024
MacBook Pro (14インチ) M1 Pro 14コア 31503 35463
M1 Pro 16コア 37618 40298
M1 Max 24コア 49659 58624
M1 Max 32コア 61474 69534
MacBook Pro (16インチ) M1 Pro 16コア 34778 38042
M1 Max 24コア 50482 58671
M1 Max 32コア 50021 53952
Mac Studio M1 Max 24コア
M1 Max 32コア
M1 Ultra 48コア 77164
M1 Ultra 64コア 86223

M1 UltraチップのGPU性能は、M1 Proチップのおおよそ2倍程度。M1 Maxチップに比べると、1.5倍以上の性能になっていることが確認できる。

このグラフィック性能は、NVIDIA GeForce RTX 3060 TiやGeForce RTX 3090とほぼ同等レベル。M1 Pro/M1 Maxチップでも十分なグラフィック性能ではあったがそれを大幅に上回るため、要求スペックの高いプロユーザーも満足できる性能なのではないだろうか。

現状明らかになっているのは、以上となる。より詳しいベンチマークスコアについては発売後の検証を行ったのちに追記したい。

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(画像:Apple)