現地時間6月5日、Appleは開発者向けイベント 「WWDC23」 の基調講演を実施。次期OSとともに、Apple Siliconを搭載した新しい 「Mac Pro」 を発表した。
新型Mac Proはタワー型/ラックマウントの2種類の筐体が用意されており、タワー型筐体は1,048,800円(税込)から。ラック型筐体は1,098,800円(税込)から。
Apple Siliconを搭載したはじめてのMac Proがついに登場。価格は1,048,800円(税込)〜
今回発表された新型Mac Proは、Appleが独自に開発するSoC 「Apple Silicon」 をはじめて搭載したプロユーザー向け製品だ。
先代モデルから筐体デザインはほぼ変わらず、内部のSoCをIntelベースのものからApple Siliconのものに変更し性能を大幅に向上させた。内蔵SoCは 「M2 Ultra」 で、最大24コアCPU、最大76コアGPUを搭載し、Intelベースの従来Mac Proに比べてビデオトランスコードや3Dシミュレーションなど、負荷の高い実際のプロのワークフローを最大3倍の速さで実行できる。なおRAMは最大192GBのユニファイドメモリで、ジオメトリやテクスチャが膨大で複雑なシーンのレンダリングなど、以前は不可能だった作業もこなせるようになるという。
また、新型Mac Proは、Apple Silicon搭載モデルとして初めてPCI Expressに対応する。7つのPCle拡張スロットを備え、そのうち6つは以前よりも2倍高速なgen 4に対応する空き拡張スロット。ユーザーの好みや必要なパフォーマンスを実現するため、各種カスタマイズすることが可能だ。
インターフェースは、Thunderbolt 4×8 (背面に6つ/上部に2つ)、USB-A x3、HDMI (最大8K/最大240Hz)、10Gb Ethernet x2、ハイインピーダンスヘッドフォンを使用できるヘッドフォンジャック。映像は最大6台のPro Display XDRに出力可能だ。通信は、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポート。
新型Mac Proは、タワー型/ラックマウントの2種類の筐体から選択可能。価格はタワー型筐体が1,048,800円(税込)〜。ラック型筐体は1,098,800円(税込)〜。本日よりApple公式サイトにて予約受付を開始、来週6月13日(火)より販売を開始する。
(画像:Apple)