Macユーザーの間で賛否両論を引き起こした 「iTunes分割の噂」 に続報だ。
先日の報道で、次期macOSの 「macOS 10.15」 で、iTunesがMusicとPodcastの2つのアプリに分割されるという話があったが、開発者であり米9to5Macの記者であるGuilherme Rambo氏が、独自調査の結果、この情報が事実であることがわかったと報告している。
iTunesは分割されるも、依然としてiTunesアプリが提供される見通し
Guilherme Rambo氏は次期macOSに関連するソースコードから、次期macOSで 「Music」、 「Podcast」、「TV」 の3つの単独アプリが提供されることが確認できたとしている。このうち 「Podcast」 と 「TV」 アプリに関してはアプリアイコンも発見したとのこと。
前回はMusicとPodcastがそれぞれ単独アプリとして提供されることにより、iTunesの機能が分割されるのではないかと一部メディアが報じていたが、これはやはり事実である可能性が高い。ただし、Rambo氏がmacOSのソースコードを解析したところ次期macOSには引き続きiTunesアプリが含まれることがわかったことから、「macOS 10.15」 でiTunesアプリが廃止されることはなさそうだ。
さらにRambo氏は、Booksアプリの再設計が行われるという情報も掴んだと報告した。新しいBooksアプリはMacのNewsアプリに似たサイドバーが存在し、ライブラリタブのサイドバーにはユーザーの本やオーディオブック、PDF、その他コレクションが一覧表示される。またライブラリ、ブックストア、オーディオブックストア用などの複数のタブを含む細いタイトルバーが用意されるという。
これらの新たに提供される 「Music」 「Podcast」 「TV」 アプリは、iPadアプリのソースコードを大きく変更することなくMacに移植できる新技術 「Marzipan」 を使って作成される。また、ハッキリとは分かっていないが新しいBooksアプリに関しても同じく 「Marzipan」 技術を使って作成されるだろうとGuilherme Rambo氏は考えているようだ。
今回、Guilherme Rambo氏が伝えた情報は以上となるが、やはり筆者が一番気になるのはiTunesアプリの今後について。iTunesがApple MusicとPodcastを切り離し、より身軽になって提供されることになるのか。6月に開催される 開発者イベント 「WWDC2019」 で詳細が発表されることに期待したい。
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