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「macOS 11」のコンセプトが登場 メニューバーの刷新やコントロールセンターの追加、ユニバーサルアプリ環境の実装など

現在、Appleが開発に取り組んでいる次期macOSは、現行の「macOS High Sierra 10.13」に存在する不具合への対応やパフォーマンスの向上をメインに行うため、小規模のアップデートにとどまると言われている。

ということは、残念ながら次期macOSは少し地味なマイナーアップデートになることが予想されるが、来年や再来年など、何処かのタイミングで多数の新機能が追加されるメジャーアップデートが実施されるはず。

このメジャーアップデートを想像したコンセプトを、デザイナーのÁlvaroPabesio氏が公開。同氏はこのコンセプトを「macOS 11」と称しており、メニューバーの刷新やコントロールセンターの実装、Apple製品を管理する「デバイス」という新たな設定項目など、多数の新要素を予想して紹介している。

中には次期アップデートで追加されると話題のユニバーサルアプリについての詳細を説明したコンセプトもあるようだが、とりあえず大まかな内容を確認していこう。

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変更点1:メニューバーがコンパクトになり、ステータスバーがiOSのように表示 コントロールセンターも追加

これまで、Macのメニューバーやステータスバーは画面上部に一列に表示されていたが、コンセプトではメニューバーとステータスバーが左と右に別々に表示されるように。

メニューバーはコンパクトになり、その隣にSiriボタンが表示。時刻やバッテリー残量などが表示されているステータスバーは、iOSのような表示に変更になっている。

また、このステータスバー部分を2本指で下にスワイプすることで、コントロールセンターが表示。現在のiOSのように、Wi-FiやBluetoothなどをトグルで簡単にオン・オフできるようになっているようだ。

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変更点2:macOSでiOSアプリが使用できるように

そして、最近話題に上がることの多いユニバーサルアプリについて。

macOSでiOSアプリが使えるようになるという機能だが、今回のコンセプトでは、2月にBloombergが伝えていた最新情報に基づいて、macOSがiOSアプリがどのように動作するかが紹介されている。

基本的には、iOSアプリがMacアプリのように自然にMac上で動作するようになり、アプリのUIはMacの画面に合わせて自動的に拡大・縮小されるという。

iOSで起動中のアプリをMacで表示する「HandOff」のような機能も

また、iOSアプリを開いている時には、Macアプリと同じように左上のメニューバーの表示が変更され、「ファイル」「編集」などの項目が表示されることになるようだ。もちろん、メニューバーの項目はMacアプリと同じように機能する。

ユニバーサルアプリの実装については、次期macOS(macOS 10.14?)での追加が濃厚とされているが、開発の進捗によっては次期メジャーアップデートまでお預けになる可能性もあるのかもしれない。

変更点3:Apple製品を一元管理できる「デバイス」という設定が登場

Macを使っているユーザーは、往々にしてiPhoneやiPadなどの他のApple製品を所有していることが多い。筆者も多数のApple製品を所有しているが、ÁlvaroPabesio氏のコンセプトでは、これらを一元管理できる「デバイス」設定が紹介されている。

例えば、コンセプト画像では「iPhone X」が表示されており、現在のストレージの状態やシリアルナンバーなどの端末の詳細情報が確認可能。また、OSのアップデートやバックアップの作成もできるようだ。

ダークモードも実装?

今回紹介した内容はあくまでコンセプトなので、全てが実装されると決まったわけではないが、どれもかなり実用的な機能ばかりなので、もしかすると今後のアップデートで実装されることになるかもしれない。

この他にも多数のコンセプト画像が公開されているので、次期macOSに思いを馳せたい方はこちらから全てのコンセプト画像を確認していただければと思う。

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[ via 9to5Mac ]