初めてRetinaディスプレイが搭載されたMacBook Proの修理サポートが終了したことが分かった。MacRumorsが伝えている。
今回サポート終了が判明したモデルは、2012年に発売された「MacBook Pro (Retina, Mid 2012)」。同モデルは冒頭でもお伝えした通り、MacBook Proとして初めてRetinaディスプレイが搭載され、イーサネットポートやCD/DVD用の光学ドライブの廃止により従来モデルより薄型化し、世界的に大きな話題になった製品だ。
Appleの製品は、生産終了からおよそ5年~7年以上経過するとサポートが終了になる。基本的に製造中止から5年以上7年未満の製品は「ビンテージ製品」、製造中止から7年以上が経過した製品は「オブソリート製品」と呼ばれるが、これはあくまでも米国など一部地域のみの話。
日本ではどちらの場合でも「オブソリート製品」としての扱いとなるため、実質的に「ビンテージ製品」に登録された時点でハードウェアサポートを受けることができなくなってしまう。
これらに登録されたかどうかは、Apple公式サイトのサポートページ「ビンテージ製品とオブソリート製品」から確認できるのだが、参考までに米国向けページでは「MacBook Pro (Retina, Mid 2012)」の製品名が掲載されてしまっている状態。
そして、肝心の日本向けページでは「MacBook Pro (Retina, Mid 2012)」の掲載はないため、まだ修理ができる可能性があるが、米国で登録されたということは近いうちに日本でも同様の対応になることが予想される。
そうなってしまえば「MacBook Pro (Retina, Mid 2012)」は修理ができなくなってしまうので、もし現時点で不調を感じているなら、早めにAppleに連絡し修理の依頼をする必要があるだろう。
ただし、サポートページには「MacBook Pro (Retina, Mid 2012)」しか記載がなく、同年の10月に発売された13インチのRetinaモデルの記載はないため、今回サポートが終了したのは15インチのRetinaモデルのみになっていると思われる。
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