現地時間1月17日にAppleが発表した新型14/16インチMacBook Proと、新型Mac miniは、いずれもBluetooth 5.3をサポートしている。
先代モデルはBluetooth 5.0をサポートしていたことから、現行最新のバージョンに変更されたことになる。
Bluetoothのバージョンを引き上げることで、パフォーマンスの改善に期待がかかる。
Bluetooth 5.3は、次世代Bluetooth Audioである 「LEオーディオ」 をサポートし、かつ新オーディオコーデック 「LC3」 が利用できる規格となる。
具体的には、LC3/160kbpと従来のSBC/345kbpsの音質は同等(LC3のほうが音質が良いわけではない)とされており、より消費電力を少ない状態でこれまでと同等の音質や低遅延を実現できるとされている。
また、将来のアップデートでロスレス品質での再生も可能になるされるLC3plusにも対応する可能性もあるが、Appleはこれらのコーデックをサポートしておらず、今後のアップデートで利用できるようになるかは不透明だ。
ただし、昨年秋に発売したiPhone 14シリーズやAirPods Pro (第2世代)、iPad Pro (2022)も同様にBluetooth 5.3に置き換えられていることから、今後Bluetoothを介したワイヤレスオーディオの品質が引き上げられる可能性はありそうだ。
Appleは、Apple Musicのロスレスオーディオをワイヤレスデバイスで利用できるようにするため、独自のコーデックを開発しているとも囁かれているが、その真偽は不明のまま。AppleはApple Musicのロスレスオーディオのワイヤレス化を実現する計画があるのだろうか。
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(画像:Apple)