7月9日、AppleはMacBook Airに新型モデルを投入した。MacBook Air (2019) にはいくつかアップデート箇所があるが、一体何が変更されたのだろうか。
当記事では、MacBook Air(2019) が前モデルからどう変化したのかを詳しく紹介する。購入を検討している方はぜひご覧いただきたい。
MacBook Airの2019年モデルと2018年モデルの違い
MacBook Air (2019) が前モデルから変わった点は、以下の3点。
MacBook Air(2019) | MacBook Air(2018) | |
---|---|---|
ディスプレイ | 13.3インチRetinaディスプレイ True Toneテクノロジー |
13.3インチRetinaディスプレイ |
解像度 | 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi) | 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi) |
Touch Bar | × | × |
Touch ID | ○ | ○ |
ストレージ | 128GB SSD オプションで256GB/512GB/1TBに変更可能 256GB SSD |
128GB SSD オプションで256GB/512GB/1.5TBに変更可能 256GB SSD |
プロセッサ | 1.6GHzデュアルコアIntel Core i5 (Turbo Boost使用時最大3.6GHz) 4MB L3キャッシュ |
1.6GHzデュアルコアIntel Core i5 (Turbo Boost使用時最大3.6GHz) 4MB L3キャッシュ |
メモリ | 8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ オプションで16GBに変更可能 |
8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ オプションで16GBに変更可能 |
グラフィック | Intel UHD Graphics 617 | Intel UHD Graphics 617 |
本体サイズ | 幅30.41 × 奥行き21.24 × 高さ0.41〜1.56 cm | 幅30.41 × 奥行き21.24 × 高さ0.41〜1.56 cm |
重量 | 1.25kg | 1.25kg |
通信 | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.2 |
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.2 |
カメラ | 720p FaceTime HDカメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
ポート | Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 2 | Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 2 |
オーディオ | ステレオスピーカー 3つのマイクロフォン 3.5mmヘッドフォンジャック |
ステレオスピーカー 3つのマイクロフォン 3.5mmヘッドフォンジャック |
キーボード トラックパッド |
バタフライ式キーボード 感圧タッチトラックパッド |
バタフライ式キーボード 感圧タッチトラックパッド |
バッテリー | ブラウジング:最大12時間 iTunesムービー再生:最大13時間 |
ブラウジング:最大12時間 iTunesムービー再生:最大13時間 |
カラー | ゴールド シルバー スペースグレイ |
ゴールド シルバー スペースグレイ |
価格(税別) | 128GB:119,800円〜 256GB:139,800円〜 |
販売終了
以前の価格は |
変更点①True Toneテクノロジーが搭載されるように
まず2019年モデルで注目すべき点は、ディスプレイに 「True Toneテクノロジー」 が搭載されたこと。
True Toneテクノロジーは、最新iPhoneやiPad ProなどのiOSデバイスやMacBook Proではすでに採用されていた技術。周囲の明るさや光の色を検知し、画面のホワイトバランスを自動調節することで正しい画面の色描写を実現するというものだ。
例えば、夕陽の元でMacBook Proを開くと画面はわずかに赤みがかった色に変化するなど。どんな光源の元でも、自然な色合いの画面を見ながら作業することができるため、目に優しく作業がしやすい。
安価モデルには基本的に搭載されていなかった機能だが、2019年モデルからMacBook Airでも利用できるように。
ただし、画面の色味が勝手に変化することを嫌い、ユーザーによってはTrue Tone機能を意図的にオフにする方も多い。そのため、今回のMacBook Airには実質的に変更点がないと考える人もいてもおかしくはない。
変更点②価格が1.5万円安く
今回のアップデートでおそらく一番重要なのは、価格の改訂だろう。
これまで128GBモデルが134,800円(税別)で販売されていたのが、新価格で119,800円(税別)に。さらに256GBモデルについても156,800円(税別)から139,800円(税別)に変更されている。
- 128GBモデル:134,800円 → 119,800円(税別)
- 256GBモデル:156,800円 → 139,800円(税別)
どちらのモデルも1.5万~1.7万円安くなっており、とてもお得だ。おそらくこの値下げは米国の新学期・新入生に合わせたものであるとみられるが、日本でも少し安く購入できるようになったため、安価なMacを購入したい方には今後良い選択肢となるだろう。
ちなみにこれまで最も安い価格で販売されていたMacはMacBook Air(2017)だったが、こちらは今回のMacBook Air(2019)の登場と同時に販売が終了となった。さらに、MacBook(12インチ)についても販売が終了されたことで、実質的にMacBook Air(2019)は最も安く買えるラップトップ型Macになっている。
変更点③ストレージ容量のCTOオプションが最大1.5TBから最大1TBに
2019年モデルではCTOオプションで変更できる最大ストレージ容量が、1.5TBから1TBに下がっている。
基本モデルを購入する方には関係ない話ではあるものの、多数のファイルや大容量のアプリケーションを保存したい方にとっては、最大ストレージ容量の低下は少し痛いかもしれない。
もし0.5TB分のストレージ容量が足りなくて困るなら外部ストレージを活用するか、もしくは上位モデルのMacBook Proを購入するのも検討した方が良いだろう。同時に発売したエントリーモデルの 「MacBook Pro(13インチ, 2019)」 ならストレージ容量を2TBまで増やすことが可能だ。
ちなみに、MacBook Air (2019) のストレージのCTOオプションは最大1TBだが、同オプションの費用は最大99,000円から最大64,000円に大幅値下げされている。
まとめ
以上が、MacBook Air(2019) がMacBook Air(2018) から変更された点だ。アップデート箇所はほぼないと言っても過言ではなく、新規導入されたTrue Toneディスプレイ機能もユーザーによっては機能を無効にする方も多いため、実質的に値下げされただけとなっている。
しかし、その値下げ幅はとても大きい。最大1.7万円の値下げによって、最安12万円でMacBook Airを購入できるようになった。多くのユーザーにとって手が出しやすい価格になったと言えるだろう。
MacBook Airはとても優れたデバイスだ。Touch Barが搭載されていないためバッテリー持ちに優れているなど、MacBook Proにはない魅力もある。それを考慮すると、MacBook Proほど高い性能が必要ない場合は、MacBook Airを購入するのは十分にあり。
MacBook Air(2019)の購入を検討する方は、MacBook Air(2018)のレビューが役立つだろう。違いはTrue Toneテクノロジーの有無だけなので、おそらく参考になるはず。True Toneテクノロジーの使い勝手については、MacBook Pro (2019)のレビューが参考になると思われる。こちらも合わせてチェックを。
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新型MacBook Air(2019)は、7月9日からApple公式サイトで購入することが可能だ。価格は128GBモデルが19,800円、256GBモデルが139,800円(価格はどちらも税別)だ。購入は以下からどうぞ。各種Macを比較したい場合はこちらから。
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